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2018年11月22日

AAGP爺ヶ岳、総合4位入賞の斉木達也がチョイスしたのはやはりiX-09w GEKKOTA

posted by IRC TIRE MCJ staff at 18:01 | レースレポート
JNCC最終戦AAGP
日時:2018年11月4日
会場:長野県爺ヶ岳スキー場
天候:晴れ
コンディション:ドライ
PHOTO&TEXT:アニマルハウス

日本最大級のクロスカントリーレースシリーズJNCCが、ついに今年も最終戦を迎えた。アメリカGNCCからの招聘ライダーが参戦し、チャンピオンがかかったこの一戦は否が応でも盛り上がる。今年はさらにモトクロス界からも多数の有力ライダーが参加を表明し、大きな話題を呼んだ。

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しかしいかにモトクロスIAライダーと言えども一筋縄には行かないのが、ここ爺ヶ岳スキー場だ。特に今大会はCOMP-B以上のクラスはガレクライムのエスケープが禁止されたこともあり、坂の途中でスタックしているライダーがさらに攻略の難易度をあげていた。

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2016年、ここ爺ヶ岳スキー場で多くの観客を魅了した斉木達也は、やはり爺ヶ岳にはiX-09w GEKKOTAが一番合うと言い切る。これまではフルサイズのマシンに乗ることが多かった斉木が、今回は2st150ccの150XC-Wをチョイス。なんと慣れない小排気量マシンにも関わらず、中盤までは招聘ライダーのCraig Delongを抑え、3位を走っていた。

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後半、Delongがペースを掴み、前を譲る形になったが、斉木は今シーズン2回目の参戦で総合4位に入った。

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ドリーミンほうのきでWR450Fを故障した出口隼飛は今回、RMX250を投入。ワイルドクロスに出走したものの、その後もギリギリまで整備と修理を行うもののテスト不足の状態での決勝レースだったが、一周目を9位で通過すると徐々に順位をあげていった。

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RMX250のパワフルなエンジンは間違いなく、出口の走りに応えてくれた。「まともに走れるようにするので精一杯で、セッティングなんて全然できてません。リアサスなんて、サグが130もあるんですよ」とレース後に出口は語ったが、結果的には押し寄せた現役のモトクロスIAライダーを押しのけ、6位入賞を果たした。

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この大会を盛り上げてくれたのはモトクロスライダーだけではなかった。全日本エンデューロからも多くの有力ライダーが参戦した。現在JECランキング1位、初のチャンピオン獲得を目指す前橋孝洋もその一人。JECのライバルである鈴木健二や釘村忠に挑んだ。

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前橋は1周目クラス10位で戻ってきたが、2周目以降ラインが限定されてきたガレ場や、荒れたゲレンデの攻略に苦戦し、徐々に順位を落としてしまい、最終的にはクラス16位というリザルト。

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また、COMP-AクラスにはこちらもエンデューロIAライダーの新沼光が出場した。一周目16位で戻ってきたが、中盤から周りがタイムを落とす中でも安定したタイムを維持し、一時は10位まで順位をあげ、最終周で少し落としてしまうが、クラス14位でチェッカーを受けた。

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斉木達也
jon it & ヒオキイカチ
KTM 150XC-W
前:iX-09w GEKKOTA(ムース)
後:iX-09w GEKKOTA(ムース)
「リアは空気圧0.5kgf/㎤相当のムースを使いました。タイヤとの相性はとてもよかったです。初めての2ストロークマシンでのレースでしたが、すごく楽しかったですね。少しサスペンションが硬めのマシンなので、どうしてもタイヤに頼った走りになってしまうのですが、石がすごく多かったので、やっぱりこのiX-09w GEKKOTAで正解でした。スタートで少し出遅れてしまったのですが、わざとガレているところを選んで走って追い上げることができて、中盤くらいまでは良い展開でした。

2時間くらいでリアタイヤを見ると少しブロックが飛んでしまっていたのですが、ラインを工夫することでガレクライムやロックンロールリバーもしっかりグリップしてくれました。タイヤの山が削れても走りやすいのがGEKKOTAの大好きなところですね。フロントタイヤもiX-09w GEKKOTAは柔らかくて、根っこでも弾かれずにペースを上げて攻めて走ることができました」

出口隼飛
scoycojapan MHP
SUZUKI RMX250
前:iX-07s(ムース)
後:VE-33s GEKKOTA(ムース)
「今回は車両の準備がギリギリになってしまいました。ワイルドクロスは走ることができたのですが、その後もトラブルがあり、スタート直前まで整備していました。おかげで下見の時間も取ることができず、スタートでも最後尾になってしまったのですが、一周目から周りのライダーがどんどん転倒する中、スムーズに走ることができ、周回してみると9位でした。

マシンが古いので、観客の方もすごく応援してくれて、力になりました! レース中は熱田選手、釘村選手、横澤選手と抜きつ抜かれつ。ゲレンデで抜かれ、難所で抜き返すを繰り返していましたね。ここではタイヤのグリップの良さがアドバンテージになってくれました。マシンのテストも十分ではなかったので、最初は恐る恐るアクセルを開けていたのですが、ラスト2周で全開走行に切り替えました。タイヤの山も最後までしっかり残っていて、釘村選手をプッシュすることもでき、良いレースだったと思います」

前橋孝洋
モトクラブオープンエリア
KTM 250EXC-F
前:iX-07s(ムース)
後:VE-33s GEKKOTA(ムース)
「爺ヶ岳はガレ場が多いレースなのでリアにはVE-33s GEKKOTAを使用しました。普段はJECでFIMタイヤを使うことが多いのですが、やはりVE-33s GEKKOTAの優れているクッション性で、ガレ場を走破することが出来ました。ゲレンデや硬い路面、ウッズでもヨレてしまうことは無かったです。

反省点としては、ムースはもう少し柔らかい物が良かったかと思います。何度かクラッシュしてしまいましたが、タイヤの性能に助けられ走り切ることができました。次はJECの最終戦で、チャンピオンがかかっているので頑張ります」

新沼光
Team Beta ストレンジ IRC
BETA RR2T250
前:VE-35(ムース)
後:iX-09w GEKKOTA(ムース)
「今回はVE-33s GEKKOTAではなくiX-09w GEKKOTAをチョイスしました。コースが思ったよりもハイスピードなレイアウトだったのですが、ガレた難所ではこのやっぱりこのタイヤが良いですね。タイヤが食い過ぎて捲くれそうになったくらいで。すごくフカフカなところとかもすごくグリップしてくれました。ちょっとムースの圧が合っていなかったのか、ロックンロールリバーではちょっと手こずってしまいました。

フロントに使ったVE-35が、ガレで逃げることもなく、しっかり前に進んでくれてとても良かったです。タイヤの剛性があるので、下りとかでもブレーキに負けることなくグリップしてくれましたし、コーナリングでも逃げずにしっかり刺さってくれました。iX-07sとiX-09wのちょうど中間くらいのタイヤのイメージですね」

2018年11月16日

夢のレースHIDAKA ROCKSを、ゲコタが完全制覇!

posted by IRC TIRE MCJ staff at 16:59 | レースレポート
HIDAKA ROCKS 2018
日時:2018年10月20日、21日
会場:北海道日高町
天気:晴れ
コンディション:ドライ
PHOTO&TEXT:ANIMALHOUSE

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今年初開催のHIDAKA ROCKSはJEC日高2DAYSエンデューロを運営するHTDE実行委員会が主催したハードエンデューロレース。世界一難しいと言われるエルズベルグロデオのレース形式を模し、土曜日は予選日とされ、フラットダートを100kmを超えるスピードで激走するハイスピードテストと、タイヤなどのエクストリームセクションを設置したゲレンデを夜間にタイムアタックするスーパーテストが行われた。

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翌日曜日の決勝レースは巨大な岩がゴロゴロしているガレ場を走破し、山頂へ達するというコースレイアウト。まさにiRCが誇るハードエンデューロタイヤGEKKOTAシリーズが活きてくるレースだ。このレースでは新型のVE-33s GEKKOTAよりも、よりガレに特化した性能を持つiX-09w GEKKOTAの方が向いていたようだ。

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モタード出身のライダーでJECやG-NETなど幅広く活躍するマルチライダーとして知られている和泉拓は予選のアイアンロードを得意のスライドを活かして1位通過すると、夜のスーパーテストを3位でクリアし、予選を1位で通過した。

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決勝レースは12名ごとに列に並び、一列ごとに一斉スタートする、やはりエルズベルグロデオを踏襲したもの。和泉と、地元北海道の佐伯竜と序盤からトップ争いを繰り広げ、CP1を通過。続く難所ウォーターパイプでは佐伯が転倒を喫し、その後もラジエーターホースを破損するなどトラブルを抱えつつも、挑み続けた。

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結果、和泉が単独でラストのヒルクライムを登頂し、優勝。続いて佐伯がゴールし、iRCタイヤが見事1、2フィニッシュを決めた形になった。

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和泉拓
TeamBeta IRC ストレンジ
Beta X-Trainer300
前:iX-09w GEKKOTA(空気圧0.6)
後:iX-09w GEKKOTA(空気圧0.3)
「とにかく軽くしたかったので、フロントにはヘビーチューブ、リアにはノーマルチューブにプラスしてチューブサドルを入れました。たぶん体力勝負のレースになると思いましたので、アンダーガードとかも外してしまってとにかく軽量化しました。これがハマりましたね。

予選ではフロントでiX-07s(1.0)、リアはBR-99(0.8)だったのですが、一回走ってからそれぞれ0.2ずつ空気圧を落としました。空気圧を落とした方がスライドコントロールがしやすいのですが、最高速が伸びなくなるので、悩ましいところだったのですが、バランスを取りながらセッティングしました。ブロックが低くて剛性の高いBR-99が良かったですね。

決勝レースは思ったよりうまく走ることができました。ラインの組み立ては白井や南牧でガレはよく走っていたので、その経験が活きました。石の轍にハマってしまうとターンしたりして疲れてしまうので、石の高いところを繋いで行って疲れにくくて早く走ることができました。沢やヒルクライムでは排気バルブをいじってセッティングを変えて走ってました。

何度か転倒はありましたが、iX-09w GEKKOTAがとてもよく、ノーミスノーヘルプでクリアすることができました」

佐伯竜
SHERCO 125SE
前:iX-09w GEKKOTA(ムース)
後:iX-09w GEKKOTA(ムース)
「今シーズンはハードエンデューロの練習をしていなかったのですが、マシンがすごくパワー感やトルクの出方がすごくスムーズで乗りやすかったです。途中のトンネルのところでタイミングがズレてしまって登れなくて何回かリトライしてタイムロスしてしまいました。そのあとラジエーターホースが抜けかけていて、その修正にも時間をかけてしまいました。

タイヤは読み通り、グリップ感は覿面で。特に後半のロックのところはしっかり噛んでくれて、登りで止まってしまった時でもトラクションをかけるとギュッギュと前に進んでくれる感じがあって。フロントも斜めに石に入ってしまったり倒木があっても逃げてしまうことなくグリップしてくれましたので、とても安心して走ることができました。ムースは中古でちょうど良い柔らかさのものを使用しました。

僕は北海道に住んでいるのですが、本当に素晴らしいコースで、こんな場所があったんだなって広大な大地を満喫することができました」

2018年11月14日

G-NET R4 HINO HARD ENDUROにブースを出展します!

posted by IRC TIRE MCJ staff at 16:18 | レースレポート
11月17、18日に開催するG-net 全日本ハードエンデューロ選手権
R4 HINO HARD ENDURO IIIにブースを出展いたします!

当日はiX-09W GEKKOTA、VE-33s GEKKOTAを中心に各種タイヤを準備いたします。
タイヤでお困りの方は、気軽にお立ち寄りください。

皆様のお越しを心からお待ちしています!

http://hino.hardenduro.jp/

2018年10月26日

G-NET第3戦Mt.モンキースクランブル

posted by IRC TIRE MCJ staff at 19:46 | レースレポート
G-NET全日本ハードエンデューロ選手権 第3戦
Mt.モンキースクランブル
日時:10月7日
会場:福島県チーズナッツパーク
天候:晴れ
コンディション:ドライ
PHOTO&TEXT:アニマルハウス

長いサマーブレイクを終え、ついに後半戦を迎えたG-NET全日本ハードエンデューロ選手権。この第3戦Mt.モンキースクランブルはチーズナッツパークの山を養生するため、数年に1度のペースでしか開催されず、難易度の高いハードエンデューロとして有名なレース。

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今回も斜度がきつく、距離が長いロングヒルクライム「スーパー御柱」や、直登が難しく蛇行するようにキャンバーを登る「イシゲの涙」「人生下り坂」、斜度の急な下り坂「ゴロゴロ沢」など、多くの難関セクションが用意された。

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しかし、前回開催されたレースから今回までの3年間でハードエンデューロ向けガミータイヤは格段に進歩している。特にIRCが発表したVE-33s GEKKOTAはまさにこのレースのためにあるようなタイヤで、会場でも多くのライダーが使用していた。この大会はG-NET戦ではあるが、その一方でコース作成者VS最新ガミータイヤという意味も持っていた。

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昨年のG-NETチャンピオンであり、VE-33s GEKKOTAの開発ライダーでもある高橋博は、一周目をトップで走行中、コースを見失った結果ショートカットで周回してしまったことを申告。その時点でレース開始から17分経っていたことから+17分のペナルティを背負って戦うことに。それでも2周目以降、ハイペースでの追い上げをみせ、3位入賞。レースに「たら・れば」はないが、もしもペナルティがなければ優勝できていたタイムだ。

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また、4位には熊本悠太が入った。Mt.モンキースクランブルは周回上限を6周とし、そこまでの周回タイムの合計で順位を決める特殊なルールを採用しているが、レース時間内に6周を回ることができたのはこの熊本までの4人だけ。熊本は1周目に22分57秒の最速ラップを記録するが、マシントラブルで高回転の吹け上がりが悪化、3周目からペースを落としてしまった。

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若手有望株の泉谷之則はここでマシンを18式のRR2T300にチェンジ。4周を周回し、8位に入った。

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高橋博
チームベータIRCエンジョイズ
BETA RR2T300
前:iX-07s(空気圧0.6kgf/㎠)
後:VE-33s GEKKOTA(空気圧0.26kgf/㎠)
「コース難易度も丁度よくて楽しく走ることができました。急な下りが一個あって、そこだけ少し心拍数上がりましたけど、そこまで難しかったところはなかったです。やはりタイヤの進化がめざましいですね。3年前にこのモンスクに出た時は普通のVE-33で走ったのですが、登りとかはそれでもよかったのですが、VE-33s GEKKOTAはガレもよくグリップするんです。ふかふかでもツルツルでもどっちもグリップするのでもう無敵でしたね。空気圧をかなり下げたので、移動路をハイスピードで走っている時に少しだけヨレは感じましたが、ヒルクライムではやっぱりこれくらいの方がよくグリップしますね。とにかく楽しく走ることができ、リザルトもミスコースをしてしまった割には良かったので、次の最終戦ではしっかり優勝してチャンピオンを決めたいと思います」

熊本悠太
Team BETA バイカーズベア
BETA X-TRAINER300
前:iX-07s(空気圧0.6kgf/㎠)
後:VE-33s GEKKOTA(空気圧0.35kgf/㎠)
「コースを下見して、難易度がこれまでのG-NET戦より高いと感じましたので、自分にしては空気圧を落として使いました。僕は移動区間の沢や根っこ、ちょっとした登りなんかでスピードをあげてタイムを稼ぎたいタイプなので、そこをスムーズにこなすことができたのがよかったですね。難所の中ではスーパー御柱というヒルクライムの中腹がちょっとガレてて、そこでちょっと失速してしまっても、VE-33s GEKKOTAだと岩盤の上でまた加速してくれるような感じがあって安心感がありました。あとフロントのiX-07sがやっぱりすごく優秀で、下りでよく刺さってくれて、みんなが押したり転んだりしててもスピードを出して避けながら走り抜けられました。今日はちょっとエンジンの調子が悪くて、高回転を使い続けると失速してしまいましたので、余力がなくて苦労しましたが、タイヤのおかげで悪くない順位に入ることができました」

泉谷之則
チームベータIRCシルバラード
BETA RR2T300
前:iX-07s(空気圧0.5kgf/㎠)
後:VE-33s GEKKOTA(空気圧0.3kgf/㎠)
「沢もヒルクライムもよくグリップしてくれました。下見をしていたらすごく急な下りがあって、押して降りようかと思ったのですが、フロントの空気圧をいつもより低い0.5kgf/㎠にしてみたらすごくグリップしてくれて、乗って降りることができました。タイヤの選択は間違いなかったです。今日は1時間半までキャブのセッティングが薄すぎて、エンジンがキンキンになってトルクが薄く、走りづらかったんです。給油のタイミングでエアスクリューで調整したら調子もよくなって気持ちよく走ることができました。ヒルクライムは、1周目は問題なく行けたのですが、2周目以降エンジョイクラスの方たちを避けて登る方法を見つけるのに時間がかかってしまいました。特に最後の「人生下り坂」ですか、あれと「イシゲの涙」ではスタックしている台数が多くて、曲がりくねりながら登っていくのが難しかったです」

2018年10月18日

驚愕の1周121km、日高2デイズエンデューロで前橋孝洋がパーフェクトウィン

posted by IRC TIRE MCJ staff at 17:50 | レースレポート
JEC全日本エンデューロ選手権 第3戦 日高ツーデイズエンデューロ
日時:9月15日、16日
会場:北海道日高町
天気:晴れ
コンディション:ドライ
PHOTO&TEXT:アニマルハウス

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レース開催の1週間前に北海道胆振東部地震に見舞われた日高町だったが、現地マーシャルや日高町の方々の尽力により予定通り開催することができた。コースはなんと1周121kmもの超ロング設定で、DAY1のみIA、IB、NAクラスにはルートをショートカットして3つのテストを繋いだ2周目が用意された。

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予報では雨予報も出ていたが、蓋を開けてみれば2日間通して晴天。国内のみならず世界から集まったライダーたちは稀に見るベストコンディションの日高を堪能する幸福を味わった。

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IAクラスに参戦する前橋孝洋は22歳のクラス最年少。1日目最初のゲレンデテストからクラストップタイムを連発。結局DAY1ではすべてのテストで1番時計を記録し、優勝。

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明けてDAY2でも前橋の勢いは止まらない。結局2日間通してテスト内では無転倒、すべてのテストでクラス1位のタイムをだし、パーフェクトウィンを成し遂げた。前橋はこの日高で2年連続DAY1で勝利を収めているが、2日間とも優勝したのは初めて。

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また、在原勉はDAY1のゲレンデテスト10位でスタートを切ったが、高速の西山エンデューロテストでは6番時計、2回目のゲレンデテストでも6番時計を刻むなど好調を維持し、DAY1を7位で終えた。

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DAY2では最後のゲレンデテストで5番時計をだすものの、西山エンデューロテストで伸び悩み、9位。総合8位という結果でレースを終えた。

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DAY1、荒川一佳は順調な滑り出しを見せ、ゲレンデテストで6番、西山エンデューロテストで5番、貯木場テストで5番と好調だった。しかし、一周120kmを走りきって戻ってきた最後のゲレンデテストでガス欠になってしまい、DNFに。
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気を取り直して挑んだDAY2では三島エンデューロテストで2度の転倒を喫し、18番時計に。DAY2は11位という結果。

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また、IBクラスの飯塚翼はDAY1の西山エンデューロテストで6番時計と調子を崩すも、そこから3テスト連続で2番時計を記録、さらに2回目の貯木場テストでは1番時計を叩き出し、DAY1を3位で終えた。
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DAY2、さらに調子をあげた飯塚は三島エンデューロテストで、IAトップタイムの前橋を上回るタイムを叩き出し、1番時計。合計で2位に約3秒差と迫ったが、惜しくも3位という結果に。

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ウイメンズクラスは多くのライダーが水没に苦しめられた。菅原聖子も例に漏れずDAY1のルートで水没を喫し、遅着ペナルティでタイムアウトしてしまうが、すべてのテストを走りきりDAY2に繋ぐことができた。

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空気圧を下げて臨んだDAY2はカナダから来日したLexi Pechoutについで2番時計を連発。遅着もなく2位を獲得した。

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前橋孝洋
モトクラブ オープンエリア
KTM 250EXC-F
前:ix-07s(ムース)
後:BR-99(ムース)
「以前はフロントにix-09wを使用してましたが、マシンの違いもありix-07sをチョイスしました。テスト、ルート共にとても良い感触で正解な組み合わせだったと思います。苦手なグラストラックやガレ場での操作性が少し不安でしたが、神経質になることもなく走破出来ました。ドロドロでハイスピードな林道では、少し逃げることがありましたが、コントロール可能な範囲内でした。1日目の終了後にリアタイヤを交換し、2日間通してテストでの転倒はゼロで終えることができました」

在原勉
OC幕張 with IRC和田屋
KTM 250EXC TPI
前:ix-07s(ムース)
後:BR-99(ムース)
「朝のゲレンデの少しウェットな路面でもタイヤがしっかりグリップしてくれ、水切りもフロントアップでクリアし、自分なりに攻めた走りをすることができました。また、ルートで川渡りがあったのですが、大きめの石に引っかかってしまった時も、リアタイヤのグリップに助けられました。西山エンデューロテストではハイスピードなブラインドコーナーが多かったのですが、あまり突っ込みすぎず、スライドをしっかりコントロールして走ることができ、好成績につながりました。貯木場テストのウッドチップや廃木などでも加速でき、改めてBR-99の信頼感と耐久性を確認できたレースになりました」

荒川一佳
FFMC-岡山 &SHELCO racing
SHELCO SE-R 250
前:BR-99
後:BR-99
「DAY1は調子が良かったのですが、2回目のゲレンデテストでガス欠をしてしまい、ゲレンデを登りきることが出来ませんでした。テスト前にすでにリザーブに入っていたのですが、こうなった時の対応が出来なかったのと、給油ポイントで遅着してでも満タンにしていなかった自分の心の弱さが出てしまいました。DAY2はまずまずでしたが、三島エンデューロテストでバイクに足を挟まれる転倒を2回もしてしまいレースをコントロールすることが出来ませんでした。今回の日高は反省点の多いレースとなってしまいましたが、個々のテストタイムでは良い順位に入ることができたのは、BR-99のおかげだと思います」

飯塚翼
オレンジカウンティ幕張 with 成田MXパーク
KTM 250EXC-F
前:ix-09w(ムース)
後:BR-99(ムース)
「今回はDAY1終了後、初めてのタイヤ交換をして、2日間ともベストな状態でレースに臨むことができました。
天気が良くて概ねドライだったのですが、DAY1早朝、朝露で濡れたゲレンデテストでもスリップすることなくとても好印象でした。三島エンデューロテストやルートの川渡りでは、川底の石でリア、フロント共に滑ることなく、攻めて走ることができました。結果として三島エンデューロテストでは IAクラスも含めてトップタイムを取ることができたのでよかったです。次はファイナルクロスがあるSUGOなので、絶対に1位を取りたいと思います」

菅原聖子
Flagship Racing/TEAM SPEED
YAMAHA YZ250FX
前:ix-09w(空気圧:0.8kgf/㎠)
後:BR-99(空気圧:DAY1 0.6kgf/㎠ DAY2 0.5kgf/㎠)
「DAY1は早々に水没してしまい、TC1の時点でタイムオーバー失格になってしまいました。ルートの木の根やガレ場の登りで苦労することが多かったので、DAY2は空気圧を0.5まで下げました。そうしたら前日スタックした場所もグリップ感が増し、簡単にクリアすることが出来ました。ゲレンデのクロステストもしっかり攻めることができたと思います。空気圧を0.1下げるだけでもグリップ感が全然違ったので驚きました。ただ、林道が多く使われてる西山エンデューロテストはパンクさせないように気をつけて走りました。フロントにはマディに相性が良いix-09wを使いました。しっかりブロックが刺さってくれたので、フロントから滑って転ぶことが一度もありませんでした」