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2018年05月08日

砂塵舞う酷暑のJNCCビッグディア広島、ヒルクライムがレースの行方を左右した

posted by IRC TIRE MCJ staff at 17:41 | レースレポート
JNCC第3戦ビッグディア広島
日時:4月29日
会場:広島県テージャスランチ
天候:晴れ
コンディション:ドライ
PHOTO&TEXT:アニマルハウス

日本最大のクロスカントリーレースJNCC、その第3戦がゴールデンウィーク前半に広島で開催された。天候に恵まれ、連休ということもあって日本中から多くのライダーが広島に集まった。

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テージャスランチは牧草地を切り開いたモトクロスコースと、ウッズや沢を繋いだテクニカルなコース。雨が降ると土が掘れ、難しくなることで有名なコースだが、今回は砂埃が視界を妨げるほどのコンディション。しかし、ハードエンデューロ戦も開催されるテージャス、トップライダーでも苦労する難易度の高いヒルクライムのショートカットが設定されレースの勝敗を分けた。

毎年、このビッグディア広島にスポットで参戦している熊本悠太は地元、広島のライダー。加えて今大会はJECからエンデューロIAの荒川一佳がCOMP-AA1クラスに参戦。また、COMP-Aクラスにはハードエンデューロで実力をつけてきている泉谷之則が参戦した。熊本と荒川はともに2週間前、JEC全日本エンデューロ選手権でテージャスランチを走っていたばかりだ。

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JNCCのAAライダーはポイントランキング順の入場となる。今シーズン初参戦となる熊本と荒川は2列目のスタートとなった。

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熊本は一周目クラス9位で戻ってきたが、キャメルバッグのトラブルでピットイン。ところが交換した予備のキャメルバッグもホースがリアスプロケットに絡みつく不運に襲われ、3時間のレースを水なしで闘うことになり、結果少し順位を落としクラス11位でゴール。

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荒川はいつもJECでFIMタイヤBR-99を使用していることから、VE-33のグリップ力に逆に悩まされた。また、慣れないクロスカントリーのスピードにペースが掴めず、腕上がりもあってクラス13位。今年はISDEトロフィーチームに選抜されている荒川、なかなか一緒に走ることのないJNCCライダーの走りに刺激を受けたようだ。

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泉谷はクラス11位から追い上げのレース展開。ハードエンデューロで慣らした泉谷はショートカットのヒルクライムに果敢に挑戦し、8位まで順位をあげてチェッカーを受けた。

熊本悠太
Team BETA バイカーズベア
BETA RR2T300
前:iX-09w(ムース)
後:VE-33(空気圧1kgf/㎠)
「今回はキャメルバッグのトラブルで水不足に陥ってしまい、気温が高かったこともあって後半にタレてしまいました。タイヤはハード路面を意識して選択し、フロントもリアもバッチリ決まりました。石が出てるところも多いので、リアはハードチューブで空気圧も高めにしたのですが、恐ろしくグリップしてくれて、ずっとフロントが浮いてしまって、姿勢を保つのが大変なくらいでしたね」

荒川一佳
FFMC-岡山
SHELCO 250SE-R
前:iX-09w (ムース)
後:VE-33 (140ムース)
「VE-33とムースの組み合わせはテストしてなくて少し不安もある中でスタートしました。二列目から11番手で出れてペースがわからないまま少し順位を上げれましたが、ヒルクライムで4回ミスと崖落ち、腕上がりもおこして、悪いところが全部でてしまい、リズムに乗れないままゴールしてしまいました。
普段使ってるBR-99に比べて全体にグリップがよくてJNCCで取り組むにはもう少し乗り込みの必要を感じました」

泉谷之則
チームベータ IRC シルバラード
BETA RR2T300
前:iX-09w (空気圧0.8kgf/㎠)
後:VE-33s GEKKOTA (空気圧0.48kgf/㎠)
「今回は全体的にドライコンディションでハイスピードなレースでしたが、湿ったガレや根っこもあるので、新作のVE-33s GEKKOTAを使用しました。空気圧は推奨よりも少し高めの0.48kgf/㎠でベストマッチでした。いつもはレース中盤からなかなか順位を上げることができないのですが、今回は最後まで集中力を保つことができました。スピードではクロスカントリーライダーに及ばないのですが、難易度の高いヒルクライムのショートカットが設定されていたので、COMP-Aクラス8位で入賞することができました」