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2017年08月14日

テネシーノックアウトに再挑戦! 和泉拓はTKO1まで、高橋博はLCQまで駒を進め、惜しくも決勝進出ならず

posted by IRC TIRE MCJ staff at 22:12 | レースレポート
Tennessee Knock Out Extreme enduro
日時:8月12〜13日
会場:アメリカ テネシー州トライアルトレーニングセンター
天候:晴れ
コンディション:ウェット
PHOTO&TEXT:稲垣正倫(Enduro.J)


Team IRC JAPANとして高橋博・和泉拓の2名でテネシーノックアウト(TKO)に参戦するのは今年で2回目。物流のトラブルによって体制に不備の多かった昨年とは打って変わって、万全の体制を整えて挑んだ今回。選手は木曜日からテネシーに入り、2日かけて車両を整備し、入念に準備をおこなった。また、事前にタイヤテストを重ねて、TKO専用にセッティングされたスペシャルタイヤを持ち込み、毎ヒートごとにタイヤを入れ変えた。

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TKOのルールは、いわゆる勝ち抜き戦。
予選にあたる2ラウンドを経て、勝ち抜いた者だけが最後の15名でおこなわれるファイナルTKOを走ることができる。全ラウンドが、無酸素運動を中心とする休みのないエクストリームエンデューロで、朝いちの順番決め「ホットラップ」からフルに筋力を稼働させられるレースが続く。今年のテネシーは気温も低く30度付近のレースになったが、例年は38度まで上がることもあり、過酷きわまりない全米を代表するエクストリームエンデューロと言えるだろう。

ホットラップ
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2年目の参戦で注目を集めるTeam IRC JAPANの二人は、見せ場の多いエンデューロクロス的なインフィールドから、ショートコースへ。おおよそ20分程度の短い順番決めのヒートではあるものの、著しく体力を消耗するもの。高橋18位、和泉37位の結果に。高橋は「僕の後ろで結構詰まってしまっていたので、だいぶ順位を出せた」とのこと。和泉は「普段しないようなミスを何度もするほど、一気に体力を奪われる」とハードさを実感する。

TKO1
事実上、予選第1ヒートと捉えられるTKO1は、1名ずつのタイムトライアルで16マイルのロングコースを走る。25名がTKO2へ進み、26-29位はLCQ(ラストチャンス・クオリファイ)へ進む。30位以下は敗退だ。
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高橋は、順調にレースを運ぶが「ずっと3人くらいに後ろをつかれていて、ラインの先導役のようになってしまっていましたね。中盤でパスされてしまった。それ以外には抜かれていないので、だいたい20位前後かなという手応えがありました。沢でリアブレーキペダルをステップ付近まで曲げてしまい、下りのコントロールを失ったままに我慢のレースを強いられたのが悔しいところですね」と言う。当初のリザルトはそのとおり20位。しかし、タイムトライアルであるため、後方からスタートしたライダーのタイムにつめられ、最終的には29位の結果に。LCQへと進むことになった。

和泉も「川までは一度も転倒していない」だけあり、相当スムーズなレースを続ける。「何人抜けば、とか考えたらいつもの走りができなくなる。普段通り、攻めるだけ」と事前に気合いをいれる和泉だったが、川セクションで運悪く水没。エンジン内に水が入ってしまう。
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水没の復帰は、特殊な動作が必要だがエンデューロに親しんだ和泉は20分ほどでレースに復帰。しかし、この20分は16マイルのコースでは致命的な遅れとなり、和泉の挑戦はここまでとなった。
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「水没は、運ではなく自分のミス。川底は濁って見えず、さらにとんでもなくスリッピーだった。落ち着いていけば難しくはなかったが、悔しいね。マシンも今回は完璧になっていたし、万全の体制だった。水没せずにうまくことが運んでも、30位付近だっただろうし、TKO2に進めたとしてもそこで戦えるほどの体力は残らない。タフなレースだ」と和泉は言う。

LCQ
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首の皮一枚で望みをつなげた高橋。LCQはおおよそ50mのエンデューロクロス的な直線を往復する超スプリントで、2名ずつのトーナメントラウンド。ここで高橋は、ヒート1を勝ち抜いたものの、ヒート2でミス。思い切り場を盛り上げたこともあってか、主催者は「もう1名TKO2へ進めよう」と30-32位+高橋の4人でもう一度LCQをおこなうと宣言。高橋もこれに応じるものの、またもやファイナルで惜敗。主催が「高橋は、コディ・ウェブ(優勝したライダー)よりも記憶に残るだろう」と冗談を言うほどの、熱狂に包まれた。
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高橋は「TKO1後に、思い切り短距離走を何度もやらされる感じ。腕の筋肉は限界まで達してました。TKO1は通過できたかと思ったんですが、世界は甘くないですね。コースはそこまで難関という感じではなくて、アメリカンの林道区間の速さに驚かされました」と語る。

2017年07月03日

G-NET第3戦、熊本悠太が念願のG-NET優勝! IRCで1-3位独占!!

posted by IRC TIRE MCJ staff at 09:22 | レースレポート
G-NET 第3戦 サバイバルin広島
日時:6月25日
会場:テージャスランチ
天候:曇り時々雨
コンディション:ウェット
PHOTO&TEXT:ANIMALHOUSE

G-NET3戦目が広島県のテージャスランチで開催。前日の雨でコンディションはマディ、当日も時折雨がパラついたものの、コンディションは急激に回復していき、路面状況は最高に。G-NETのシリーズは、コースの難易度が高く、アベレージスピードの低さで定評があるが、今大会に限っては、スピード勝負の展開となった。
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コースは渋滞を起こさない様、考えられた設定によるもので、各難所セクションはコース幅広くとられており、各自のレベルに合わせてラインが選べるよう工夫されたもの。

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今回の結果は、1位に熊本悠太、2位が高橋博、3位に和泉拓。iRCタイヤを装着したBETAライダーが表彰台を独占した。ハードエンデューロというジャンルにおいてiRC×BETAの強さを見せつけた結果となったが、三者とも異なるマシンチョイスとタイヤ選択を行っていることが非常に興味深い。ことタイヤにおいては、広島の土質にマッチするVE33がベストチョイスだった。コンディションによるタイヤ選択の良し悪しが顕著に結果へ現れたこの大会、今後のタイヤ選びの参考になりそうだ。

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熊本悠太
Team BETA バイカーズベア
BETA X-TRAINER
前:VE35
後:VE33
「下見してなかったんで、1周目はついて走って、そこからはスピードで勝負するしかないなって思いました。移動区間はめいっぱい飛ばして、あとは難所のヒルクライムやステアを失敗しないよう、淡々とクリアした感じです。狙っていたとおりでした。今回は難所がキツくなかったので、本当にスムーズに走れましたね。と言うのも、マシンとタイヤが良すぎて、みんな何で止まっているの? ってくらいでした。坂道発進をしなくてはならないシーンなどでもドコでもいけます。まさか、優勝までものに出来るとは思わなかったので、嬉しいですね」

高橋博
TEAM BETA ENJOYS
BETA RR2T250
前:iX-07S
後:iX-09w GEKKOTA
「敗因らしい敗因は、特に自分の中ではないです。いつも通り淡々と走っていました。悠太くんが今回は速かった。特に僕が失敗してないのにこの結果なので、今回はどうしようもなかったです。1度ミスコースしてしまっているのも、敗因かな。
クロストレーナーはやっぱりよさそうですね。自分も持っているのですが、楽ですよ、軽いバイクは。晴れてたらRRで良かったかもしれないけど。iRC×BETAの1、2、3、フィニッシュはですね、大会前から言っとったんです、ワンツースリーで勝ちたいって。良かったです」

和泉拓
Team Beta ストレンジiRC
BETA X-TRAINER
前:iX-07S
後:VE33
「難易度はG-NETの中では低い方だったと思う。雨は降ったけど、コースの設定が良くて、エスケープがちゃんとしてたね。難所にアタックできない人はエスケープに行くから、難所にいいラインが残っていて、結果的に渋滞が起こりにくいっていう感じで。だからワンミスがかなり響くレースだった。実際2、3回ミスってしまって、それが結果に現れてしまったかな。
VE33はホントに良かった。ワダチに入れてもゴイゴイ上がって行くので、失敗した時のリカバリーが楽で、フロントもキャンバーで食ってく感じ。ゲコタ(iX-09W)に比べると、フラットダートを攻められる、スピードレンジの高いところに対応できる感じがしましたね。
iRCの1・2・3フィニッシュ、すごい嬉しいですよね。九州でもやりたかったけど、手が折れてて自分は行けなかったので。今回は出てるメンツがオールスターって感じでしょ? そんな中でもこの順位を取れたんで、復帰戦にしては良かったです」

2017年06月20日

JEC第2戦、BR99が大活躍。熊本悠太と荒川一佳が接戦を演じる

posted by IRC TIRE MCJ staff at 12:17 | レースレポート
JEC 第2戦 中日本大会
日時:6月18日
会場:コスモスポーツランド
天候:晴れ
コンディション:ドライ
PHOTO&TEXT:稲垣正倫

全日本エンデューロ選手権第2戦が富山県コスモスポーツランドで開催。コンディションはカチカチのドライ。第1戦の広島に続き、リアタイヤにはドライコンディションに適したiRCのBR99を装着したライダーが多く見られた。梅雨時期のレース開催ということもあり、マディを想定し、ルートにはエンデューロコース、テストにはモトクロスコースが設定されたため、モトクロスライダー有利なレース展開となった。

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iRCサポートライダーの中で好成績を収めたのはまず熊本悠太だ。熊本は2周目に最速ラップを叩き出し、5番時計を記録するが、その後は7〜9番が続き、最終的には5位にわずか3秒差で6位となった。

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そして熊本に続いたのが荒川一佳だった。荒川は2周目にラインミスでタイムを出すことができず、11位と言うリザルトから徐々にペースを上げ、6位の熊本に3秒差まで迫って7位と言うリザルト。荒川は今年からシェルコのSE-R250にマシンをチェンジし、ここまで好調を維持している。
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次に8位に前橋孝洋、10位に近藤有介、11位には和泉拓、12位に在原勉、14位に柳原博一、15位に大川原潤、17位に滑川勝之と続いた。

熊本悠太
Team BETA バイカーズベア
BETA RR2T300
前:iX-07s(新品ムース)
後:BR99(新品ムース)

「初めてのコースだったのですが、昨日の朝、早く会場に入ってルートもしっかり下見できたことで、思ったよりも走れたんじゃないかな、と思います。でもテストは終盤に路面が荒れてくるとコーナーでうまく決まらなくなってしまい、タイムを伸ばすことができませんでした。最終周ではミスしないことだけを考えて走っていたら3秒差で他のライダーに負けてしまったので悔やまれますね。前回の広島ではヘタったムースを使ったらフロントがヨレてしまって嫌だったので、今回は新品ムースを使って、バッチリでした」

荒川一佳
FFMC-岡山&SHERCOracing
SHERCO SE-R250
前:VE35(ムース)
後:BR99(ムース)

「富山のコースはテスト、ルートともに石が多いと聞いていたので、少し柔らかめのVE35をフロントに使いました。石の上でもグリップして弾かれにくく、正解だったと思います。モトクロスコースの路面は滑りやすかったですが、自分なりに対応できたと思います。レースの方は最初にテストでラインミスを連発していまい、タイムを出すことができませんでした。僅差でしたが、後半で少しでも順位をあげられたことを前向きに考えて、反省点は今後に活かしていきます」

前橋孝洋
モトクラブオープンエリア
KTM 250EXC
前:iX-09w (ムース)
後:BR99 (ムース)

「怪我からの復帰第1戦で、今年からマシンのメーカーも違うし、2ストロークに変わったので、完全に以前の調子は取り戻せていない感じです。タイヤの選択はよかったと思うのですが、テストコースは路面がすごくドライで、滑って難しかったですね。奥のウッズでは岩や根っこがいっぱい出てたのですが、しっかり食いついて、滑りそうなラインに入ってしまっても、しっかりグリップしてくれました。BR99はマシンに左右されず、安心して性能を発揮してくれ、頼れるタイヤだということを確信できました」

和泉拓
Team Beta ストレンジIRC
BETA X-TRAINER
前:iX-09w(ムース)
後:BR99(ムース)

「最近はiX-09wを使うことが多いですね。タイヤのグリップがとても良く、転倒がなかったのは良かったですね。大きなミスはありませんでしたが、コースが自分向きじゃなく、持ち味を出すことができませんでした。今回は最後まで攻めるのを目標に、毎週サスのセッティングを変えて、だんだん良くなっていきました。今は下から速いライダーがいっぱい上がってくるので、なんとかランキングをキープしてシングルゼッケンに入りたいですね」

在原勉
IRC木更津ベース with AMSOIL和田屋
KTM 250EXC
後:BR99

「普段から使い慣れているタイヤということもあって、とても走りやすかったですね。タイヤのグリップ感がだいたいわかっているので、こういう路面でどういう風に滑るのかわかりましたし、コーナーでもうちょっと開けていいな、って。タイヤを知ることの大事さがわかりました」

大川原潤
BETAウブカタジャパンROCKERS
BETA RR2T
前:iX-07s
後:BR99

「バイクも調子よかったですし、タイヤのグリップもとても良かったです。気持ちよく走れて、レース自体はとても面白かったです。全日本初開催なのに、マーシャルも運営も、すごく良いですね。今シーズンはゼッケン番号をなんとかもう少し小さくしたいと思っていますので、頑張ります」

滑川勝之
チームギャランカケ with オートプラザカメ
KTM 500EXC-F
前:BR99 (ムース)
後:BR99 (ムース)

「リアはこの前に広島でも履いたんですが、フロントは初めて使いました。どんな感じが見ながら走ってたのですが、だんだん乗り方がわかってきてニヤニヤしてました。ゆっくり寝かしていく走り方をすれば滑らないですね」

2017年06月19日

JNCC第4戦、斉木達也と出口隼飛がそれぞれのタイヤチョイスで奮戦

posted by IRC TIRE MCJ staff at 10:26 | レースレポート
JNCC第4戦ジョニエルG爺ヶ岳
日時:6月11日
会場:長野県爺ヶ岳スキー場
天候:晴れ
コンディション:ドライ
PHOTO&TEXT:稲垣正倫

国内最大級のクロスカントリーレース、JNCC。その中でもここ爺ヶ岳でのレースは特に人気が高く、日本中から多くのエンデューロライダーが集まる。エントリー総数は490台、前日の雨の影響も少なく、爺ヶ岳スキー場は最高のレース日和となった。

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ガレ場が有名な爺ヶ岳スキー場のコースだが、特にCOMP-GPはウッズも多く、タイヤ選択は悩みどころ。COMP-AA1クラスで昨年ランキング2位につけた斉木達也は爺ヶ岳ではiX-09w GEKKOTAが最適だと言う。

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斉木は得意のガレクライムの下りでは、他のライダーによって作られたライン上ではなく、ゴロゴロ転がる石の上を走って周回遅れをパスする場面も。

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また、ウッズも木の根っこを狙って走るライディングでスムーズに抜けていった。レース結果は惜しくも4位で表彰台には届かなかったが、改めてゲコタの高い走破力を証明する結果となった。

出口隼飛はKX250Fと自身の速度域に合ったタイヤとしてiX-07sを選んだ。

「エンデューロでiRCタイヤというと、VE33やゲコタなどソフトコンパウンドのタイヤをイメージしがちですが、僕のようにモトクロス上がりのライダーは、ブロックの高いiX-07sとiX-09wをコースに合わせて使い分けていくと乗りやすいと思います。iX-07sはすごくオールラウンダーというか、ガレも走れるしモトクロスっぽいリアをスライドさせるような走り方もできるし、泥詰まりも少ないバランスのいいタイヤなので選びました」とiRCタイヤについて出口は語った。
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出口はコースの速度域の高さに対応するため一周でピットインして空気圧をあげると、タイヤの特性を活かしたモトクロス的な走りで一気にペースアップ。順調に順位をあげて9位まで追い上げるが、4周目にフロント周りに違和感を感じてピットイン。修理して再スタートするも20分ほどロスしてしまい、クラス19位でのチェッカーとなった。

斉木達也
KTM Japan Racing
KTM350SX-F
後:iX-09w GEKKOTA

「今回はガレの上だけじゃなくて土の上も使って走りました。土の上でも全然走れましたね。ウッズの中では木の根っこを狙って走って、みんなウッズ難しかったって言ってましたけど、全然大丈夫でしたね。高い速度域で3時間走っても全然ブロックが飛んでなくて、やっぱり爺ヶ岳はゲコタすごくいいですね。最終戦ではマシンのセッティングもしっかり出して、ゲコタで優勝狙いたいと思います」

出口隼飛
NAGmotors & abit with DHSmoto
KX250F
前:iX-07s 空気圧1.0→1.5
後:iX-07s 空気圧1.0

「僕はパンクを避けるため、いつも0.9くらいの空気圧で走るのですが、今回はガレ下りも難易度が低く、特別に難しい所がなかったので、高いスピード域でも大丈夫なように空気圧を少し高くしました。
レースはタイヤもすごくよかったので、途中まですごく調子よくて9番手を走っていたんですが、飛び石かなにかでフロント周りにトラブルを抱えてしまい、ピットインして修理をしていたらタイムを大幅にロスしてしまい、良い結果を残すことができませんでした。しかし、よい感触を掴めましたので、次戦は一桁フィニッシュを目指して調整していきます」

2017年05月19日

JNCC第3戦で斉木達也がゲコタで好成績をマーク、G-NET王者の高橋博も参戦

posted by IRC TIRE MCJ staff at 12:24 | レースレポート
JNCC第3戦ワイルドボア鈴蘭
日時:5月14日
会場:岐阜県鈴蘭高原スキー場
天候:晴れ
コンディション:マディ
PHOTO&TEXT:稲垣正倫

JNCCは日本国内で最大級のエントリー数を誇るクロスカントリーレース。今大会も400名を超えるライダーが鈴蘭高原スキー場に集まった。鈴蘭高原スキー場は岐阜県高山市に位置する閉鎖されたスキー場で、毎年このレースの時だけ入ることができる。

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レース前日の土曜日には下見ツアーや試乗会が予定されていたが、大雨の影響で試乗会は中止。コンディションの悪化を予測して急遽タイヤを交換するエントラントもいた。

そんな中、昨年ランキング2位の斉木達也はiRCのiX-09W GEKKOTAをチョイス。昨年、第4戦の爺ヶ岳スキー場で斉木の優勝を支えたタイヤだ。

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斉木は一周目から攻めの走りを見せ、チャンピオン小池田猛に果敢に挑んでいった。鈴蘭高原のガレた登りやキャンバーに、ゲコタの特性がよくマッチしたという。

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周回が進むにつれてコースの所々でスタックする周回遅れのライダーにラインを限定され、路面は堀り返されてツルツルの土質に。斉木は惜しくも表彰台に届かず4位となったが、勢いのあるライディングで自身の復調とゲコタの底力をアピールした。

また、iRCのサポート、開発ライダーでもあるG-NETチャンピオンの高橋博も斉木と同じCOMP AA1クラスに出場した。
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高橋が普段出ているハードエンデューロレースとは違い、3時間のレース時間中、ほとんど休めるところのないハイスピードなクロスカントリーではあるが、前日の雨で難易度を増したコンディションが、難所を得意とする高橋には有利に働いた。

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鈴蘭のコースには「ショータイム」と呼ばれ、大幅なショートカットになる急なヒルクライムがある。そこで高橋は他のライダーと異なる、より難易度の高いヒルクライムに挑戦して魅せ場を作ると、コンディションが悪化したレース後半、他のライダーが「ショータイム」に挑戦せず迂回するようになってからも果敢に挑み、徐々に順位を上げていった。最終的にはクラス15位、総合19位でレースを終えた。

斉木達也
KTM Japan Racing
KTM350SX-F
後:iX-09W GEKKOTA

「ラスト3周までは3位についていたのですが、そこで埋まってしまい、抜かれてしまいました。とくに前半はゲコタがすごくよくグリップしてくれて、良い走りをすることができたと思います。レース終わっても山は全然残っていたので、耐久性も抜群ですね。今回は勝つことができませんでしたが、やっぱり石が多いステージはゲコタがとてもよいので、次の爺ヶ岳も使用したいと思います」

高橋博
チーム Beta enjoys
Beta RR2T300
前:iX-07S
後:iX-09W GEKKOTA

「今回は来月のG-NET広島対策という意味もあって、いろいろテストしたいことがあったので、久しぶりにJNCCに参戦しました。試しにムースを履いてみたのですが、普段チューブで練習しているもので、だいぶ乗り心地が変わってしまって苦労してしまいました。リアは去年のG-NET北海道で使ったムースで体感だと0.25位の圧でした。難所などではよかったのですが、ハイスピードのところでパンクしたみたくヨレてしまいました。ムースの研究不足ですね。
 レース自体は苦しかったですけど、以前出た時よりも進歩しているのが感じられました。ハイスピードのセクションで後ろから速いライダーに抜かれることもありましたが、そのぶん難所ではうまくすり抜けて前に出ることもできました」