IRC TIRE MOTORCYCLE TIRE SITE

2017年11月17日

装備の差が勝敗を左右?ナイトレースを制したのは万全の高橋博

posted by IRC TIRE MCJ staff at 18:02 | レースレポート
G-NET 第5戦 信州大町ハードエンデューロ
日時:10月28日(土)
会場:長野県 信州大町チャレンジフィールド
天候:雨
コンディション:マディー
PHOTO&TEXT:ANIMAL HOUSE

「難易度の高いナイトレース」として設定され注目されていたこの大会。降りしきる雨の影響でコンディションは時間とともに悪化。夕方からのスタートのため、ゴール時には陽は落ち、予想以上に過酷な展開となった。

シリーズ5戦目ではあるが、うち2戦は会場の都合で中止となっているため、実質は3戦目となる。1、2戦目は高橋博(BETA)と熊本悠太(BETA)がともに、それぞれの大会で優勝、準優勝を1つずつ獲得しているため、同率首位の状態でスタートラインへ並んだ。

高椅博の備えとは?
竸技中に日暮れを迎えるため、あらかじめマシンの規定は「ヘッドライトを点灯すること」「エンジンをストップしても点灯するテールランプを装備すること」が義務付けられている。

2位に沈んだ熊本悠太は「夜のレースを舐めてました」と苦笑。夜間走行の対策は1000円程度の自転車用のライトをハンドルに装着。「日が暮れてきて、一度転倒したらハンドルのライトが無くなり、テールランプも点かなくなりました。ヘッドライトがあったので、走行はできましたが、ヒルクライムでは数メートル先が見えない状態でした。スピードレンジが高いので、真っ暗な闇の中に突っ込んでいく感じで、本来の走りが出来ませんでした」

_Q6T5196.jpg

一方、勝者の高橋博はナイターでの走りが勝負を分けると予想していた。「準備は万端に整えて行きました。大会が終わるまで内密にしていました。そのくらいナイターの装備は重要です」ヘルメットにLEDライトを合計3灯、角度を変えて装着。確実に視界を確保した。「今見ている視線のその先も確実に見えないと怖くてアクセルが開けられませんからね」

_Q6T5538.jpg

_DSC0016.jpg
     
勝負の坂道「愛情一本」
開始後2時間経過、ラスト1時間を迎えた頃、辺りは暗闇に。同時に雨脚が強くなり、順調に周回を重ねていたトップライダーでさえ、グリップをしない粘土質の登り下りに行手を阻まれた。所々に潜む見えない石や切り株に細心の注意を払いながらの走行となった。
順位の決め手となったのは「愛情一本」と名付けられた名物の上りセクション。最後の周回で、このセクションを上ることができた2名、高橋博と熊本悠太が1位と2位という結果を残した。


_MG_2883.jpg
5戦目に首位を獲得。シリーズチャンピオンに王手をかけた。#1高橋博

高橋博
BETA X-trainer300
フロント:ix-07s (空気圧0.65kgf/㎠)
リア:VE33(空気圧0.22kgf/㎠走ると0.27kgf/㎠程度)

_MG_2867.jpg
「ロッシ(高橋博)さんに勝つには、力がまだ足りてない」と言うものの、連続チャンピオン高橋を脅かす存在へと成長した

熊本悠太
BETA X-trainer250
フロントVE35(空気圧0.60kgf/㎠)
リアVE33(空気圧0.50kgf/㎠)

_Q6T5125.jpg
#2和泉拓はレース中に腰痛が悪化。2周目で無念のリタイヤ

_Q6T5842.jpg
闇に包まれた轍のセクション。雨はライダーの体力を奪う

_Q6T5883.jpg
夜の表彰式。やり切った表情を見せる上位3名
1位高橋博、2位熊本悠太、3位山本礼人

2017年09月22日

JEC日高ツーデイズエンデューロ、ISDE帰りの前橋孝洋がDAY1を制し総合優勝

posted by IRC TIRE MCJ staff at 20:45 | レースレポート
JEC 第3戦、第4戦 日高ツーデイズエンデューロ
日時:9月16〜17日
会場:北海道日高町
天気:晴れ
コンディション:ドライ
PHOTO/TEXT:アニマルハウス

前日まで降り続いた雨のため、コースコンディションが心配された日高ツーデイズエンデューロだったが、当日は2日間とも快晴。渋滞するような難所が発生することはなく、近年まれに見る好条件のコースコンディションとなった。選手達は、初秋の柔らかな日差しに色濃く映える緑の木々間を、2日間でおよそ175km駆け抜けた。IRC勢は、規則でFIM規格のタイヤに限定されるため、ほとんど全員がBR99をベースにセットアップを試みた。

<Day1>
20170916-_MG_0375.jpg
IAクラスでは、ISDEフランス大会から帰国して間もない前橋孝洋がトップを取った。小さなミスはあったもの、7回あるテストのうち4回で1番時計をマーク。トータルでは2位の釘村忠に26.21秒の差をつけ堂々の勝利。
20170916-_MG_0346.jpg
_MG_0733.jpg
熊本悠太はエクストリームテストでその真価を発揮。2番時計を叩き出し、3位。和泉拓もやはりエクストリームテストで4番時計、5位につけた。
20170916-_Q6T7493.jpg
IBクラスではトライアル仕込みの大神智樹とモトクロス仕込みの新沼光が同じ年齢同志の激しい戦いを繰り広げた。新沼は惜しくも大神に1分14.20秒差で準優勝となった。
20170917-_Q6T0617.jpg

今回特に熱い戦いを見せていたのはウィメンズクラス。1日の総合タイムでは、カナダのレクシィ・ピショーが1分22.62秒の差を付けてぶっちぎりの優勝だが、各テストでは2位の福田雅美が、1秒に満たないタイム差までレクシィを追い詰める場面もあるほど僅差の戦いもあった。

<Day2>

晴天の2日目。全日本クラスは初日のルートに加え、ショートループと言われるハードなロックセクションが追加され、朝の早い段階からタフなレース展開をみせた。Day1を優勝した前橋孝洋は、スタート時のミスでペナルティを受け、Day2を3位で終えた。2日間の総合順位は前橋がトータルで56.28秒釘村を上回り表彰台の頂点へ。
_Q6T7319.jpg
熊本悠太はDay2を8位で終え総合4位。和泉拓はDay2を9位、総合7位となった。また、SHERCO、SE-R250で参戦した荒川一佳はDAY1を13位、DAY2を16位で総合15位。

前橋は「結果的には大きくまとめられてはいると思いますが、今日はうまく乗れていないですね。朝、エンジンがかからないトラブルがあって10秒加算されたので、順番的には3番手になってしまいました。EDテストで転倒があって5,6秒落ちています」と冷静に見つめる。

IBクラスは初日と逆転。新沼が5.84秒の差をつけて優勝を勝ち取った。総合では初日の貯蓄が有効打となり大神に軍配。「もともと毛色の違う大神君を意識して、これまで走ってきました。すごく強いので、負けられないなっていう気持ちは常にあります」そう語るのは2日目に勝ちを取った新沼。次回の菅生戦にも注目したい。

注目のウィメンズクラスでは、レクシィ・ピショーが圧倒的なスピードで表彰台の頂点へ。激しい争いを見せていた2位争奪戦では、渾身の力を振り絞り、菅原聖子が地元北海道の強豪、福田に1秒差まで迫る。「接戦でした。去年は全然福田さんの相手にならないくらいの走りだったのですが、練習してきた事が出来たし、競技中にタイヤ交換も出来たし、負けちゃったけど大満足です」菅原は清々しい笑顔を見せた。

前橋孝洋
モトクラブオープンエリア
KTM 250EXC
前:iX-09w ムース(慣らし済み)
後:BR-99 ムース(慣らし済み)

「日高とタイヤのマッチング、とても良かったです。 ハイスピードな林道、グラストラック、川渡り、どこもしっかりとグリップしました。 林道や舗装路も多くあったので、リアタイヤの消耗が早かったのですが、タイムロスに繋がる程ではありませんでした。 安心して2日間ライディングが出来ました」

熊本悠太
Team BETA バイカーズベア
BETA RR2T250
前:iX-07s ムース(0.8kgf/㎠相当)
後:BR-99 ムース(0.8kgf/㎠相当)

「フロント、リア共に申し分の無いグリップでした。日高は二回目の参戦ですが、この組み合わせで間違いないと思います。
ゲレンデのテストでのキャンバーコーナーはフロントのix-07sがしっかりグリップしてくれるのでコーナリングが安定します。林道の砂利のような路面にも良いですね。 リヤはチューブにしようか迷いましたが、やはりムースで正解でした。パンクのリスクが無いですしね。今回のドライなコンディションでは、ルートでスタックする心配は無かったですし、グリップしないと思う場面はまったくありませんでした。 ホントにいつもタイヤに助けられてます」

和泉拓
Team Beta ストレンジIRC
BETA X-TRAINER250
前:ix-07s ムース(新品)
後:BR-99 ムース(新品)

「BR-99はグラベル(非舗装路)のスライド特性がすごく良いですね。林道の進入から立ち上がりまで、逆カウンターで走るととても楽しいです。
タイヤを使い切るつもりで1日目はガッツリ走りました。楽しんで走って、1日の終わりに交換。2日目も新品で、気持ちよく走りました。使い切っても、グリップが落ちることはありません。BR-99でIAやIBのセクションを走っても何も問題が無い。みんなが行き詰まっているところも楽しく行かせて頂きましたよ。よくグリップします。特にタイヤの苦手なところは感じなかったですね」

新沼光
Team Beta ストレンジIRC
BETA RR2T250
前:ix-07s ムース(0.5~0.6kgf/㎠相当)
後:BR-99 ムース(0.4~0.5kgf/㎠相当)

「どこに行っても、どんな状況でも前に進んでくれるタフなタイヤだと思います。タイヤ交換はコンパウンドが柔らかいので、やり易いです。今回初めて競技中にタイヤ交換をやりましたが問題無く時間内に出来ました。
マディ対策でタイヤを潰しやすい選択をしました。今回はドライでしたが、柔らかいおかげでどのテストでもしっかり地面をとらえてくれて、好成績に貢献してくれました。柔らかめのタイヤを選んだことによって、石が埋まっているエンデューロテストやエクストリームテストのガレ場でも跳ねること無く、安心して走れました。どんなコンディションにも対応できる組み合わせなのでJECのように様々な場所を走るレースでは特に相性が良いと思います」

荒川一佳
FFMC-岡山&SHERCO racing
SHERCO SE-R250
前:BR-99 ムース
後:BR-99 ムース

「日高では前後BR-99 を使うと決めて準備しました。1日目が終わり、リヤタイヤだけ交換しましたが、フロントタイヤは2日間通して使ってます。
過酷な条件下でもBR-99は安定感が良かったと思っています。レースの結果は上位へ入れませんでしたが、決して走りは悪くなかったと思っています。来年もリベンジ出来ればBR-99を選んで走りきりたいです!」

菅原聖子
Flagship Racing/Team SPEED
YAMAHA YZ250FX
前:ix-07s ムース(慣らし済)
後:BR-99 ハードチューブ(Day1: 0.6 kgf/㎠/ Day2 :0.54kgf/㎠)

「リアのグリップは良かったです。フロントは柔らかめのムースを使ってしまったので、もう少し堅めのムースの方が良かったかな、と思いました。タイヤは湿った牧草地、ロックセクション、川、林道、どこでもグリップしてくれて安心感がありました。タイヤ交換はとてもやり易いです。ビードが柔らかいので、腕力がなくてもレバーが入りやすかったです。ハードチューブを使っていたのですが、簡単にできましたよ」

2017年09月06日

JNCC第6戦、IRCタイヤが出口隼飛の最高峰クラス3位入賞を支えた

posted by IRC TIRE MCJ staff at 18:59 | レースレポート
JNCC第6戦スプラッシュ月山
日時:9月3日
会場:山形県北月山トレッキングフィールド
天候:曇り
コンディション:ドライ
PHOTO&TEXT:アニマルハウス

国内最大級のクロスカントリーレース、JNCCの第6戦が山形県の清流、立谷沢川で開催された。このフィールドはJNCCに多いゲレンデコースではなく、河川敷ということでセクションはガレと川渡りがメイン。勝利のためにはハイスピードなグラベルロードと、大きな岩がゴロゴロ転がるガレ場のどちらにも対応することが要求される。
IMG_1272.jpg
そんな中、最高峰クラスCOMP-AA1に出場する出口隼飛はリアタイヤにIRCのVE33をチョイス。AAクラスのハイスピードにも耐えられるサイドの強さと耐久性を考慮した結果だ。

パンクのリスクを嫌う出口は空気圧を1.2kgf/㎠に、チューブも信頼性の高いIRC製を二重で使用し、ビードストッパーも前後ともに2つ装着した。
IMG_9145.jpg
出口は一周目からトップ集団を走り2周目を2位で通過。3周目に水の影響か、エンジンが止まるアクシデントがあったが、1分ほどのタイムロスでレースに復帰した。トップ集団からは少し遅れてしまうものの、入賞をうかがえる位置を走行。レース終盤で順位をあげ、3位でチェッカーを受けた。
IMG_9537.jpg
AAライダーの中でも特に激しいライディングをする出口のスピードでも、3時間あるレースの最後まで持ちこたえたマシンとIRCタイヤが入賞を支えた。
IMG_9575.jpg
出口隼飛
ナグモータース & ABITwith日野カントリーオフロードランド & 武蔵重量
KX250F
前:iX-07s 空気圧1.2
後:VE33 空気圧1.2

「月山は得意なコースで、上位を狙えると思いました。ギリギリまでGoogleや航空地図などを使ってコース情報を収集し、マシンをセッティングしてきました。ガレ場と林道区間の他に濡れたアスファルト区間があったので、フロントはバランスの良いiX-07s、リアは万能なVE33を選択しました。
 案の定、VE33はハイスピード区間でも性能を発揮してくれ、直線区間でライバルをパスし、トップ集団を走ることができました。アクシデントで優勝争いからは脱落してしまいましたが、レース後半にコースコンディションが悪化してからもVE33のバランスの良さと耐久性の高さに助けられました。みなさんの応援もあり、最後までモチベーションを高く維持することができ、3位でゴールすることができました」

2017年08月14日

テネシーノックアウトに再挑戦! 和泉拓はTKO1まで、高橋博はLCQまで駒を進め、惜しくも決勝進出ならず

posted by IRC TIRE MCJ staff at 22:12 | レースレポート
Tennessee Knock Out Extreme enduro
日時:8月12〜13日
会場:アメリカ テネシー州トライアルトレーニングセンター
天候:晴れ
コンディション:ウェット
PHOTO&TEXT:稲垣正倫(Enduro.J)


Team IRC JAPANとして高橋博・和泉拓の2名でテネシーノックアウト(TKO)に参戦するのは今年で2回目。物流のトラブルによって体制に不備の多かった昨年とは打って変わって、万全の体制を整えて挑んだ今回。選手は木曜日からテネシーに入り、2日かけて車両を整備し、入念に準備をおこなった。また、事前にタイヤテストを重ねて、TKO専用にセッティングされたスペシャルタイヤを持ち込み、毎ヒートごとにタイヤを入れ変えた。

_Q6T0981.jpg
_Q6T0943.jpg

TKOのルールは、いわゆる勝ち抜き戦。
予選にあたる2ラウンドを経て、勝ち抜いた者だけが最後の15名でおこなわれるファイナルTKOを走ることができる。全ラウンドが、無酸素運動を中心とする休みのないエクストリームエンデューロで、朝いちの順番決め「ホットラップ」からフルに筋力を稼働させられるレースが続く。今年のテネシーは気温も低く30度付近のレースになったが、例年は38度まで上がることもあり、過酷きわまりない全米を代表するエクストリームエンデューロと言えるだろう。

ホットラップ
_Q6T1587.jpg
2年目の参戦で注目を集めるTeam IRC JAPANの二人は、見せ場の多いエンデューロクロス的なインフィールドから、ショートコースへ。おおよそ20分程度の短い順番決めのヒートではあるものの、著しく体力を消耗するもの。高橋18位、和泉37位の結果に。高橋は「僕の後ろで結構詰まってしまっていたので、だいぶ順位を出せた」とのこと。和泉は「普段しないようなミスを何度もするほど、一気に体力を奪われる」とハードさを実感する。

TKO1
事実上、予選第1ヒートと捉えられるTKO1は、1名ずつのタイムトライアルで16マイルのロングコースを走る。25名がTKO2へ進み、26-29位はLCQ(ラストチャンス・クオリファイ)へ進む。30位以下は敗退だ。
_Q6T2038.jpg
高橋は、順調にレースを運ぶが「ずっと3人くらいに後ろをつかれていて、ラインの先導役のようになってしまっていましたね。中盤でパスされてしまった。それ以外には抜かれていないので、だいたい20位前後かなという手応えがありました。沢でリアブレーキペダルをステップ付近まで曲げてしまい、下りのコントロールを失ったままに我慢のレースを強いられたのが悔しいところですね」と言う。当初のリザルトはそのとおり20位。しかし、タイムトライアルであるため、後方からスタートしたライダーのタイムにつめられ、最終的には29位の結果に。LCQへと進むことになった。

和泉も「川までは一度も転倒していない」だけあり、相当スムーズなレースを続ける。「何人抜けば、とか考えたらいつもの走りができなくなる。普段通り、攻めるだけ」と事前に気合いをいれる和泉だったが、川セクションで運悪く水没。エンジン内に水が入ってしまう。
_Q6T2326.jpg
水没の復帰は、特殊な動作が必要だがエンデューロに親しんだ和泉は20分ほどでレースに復帰。しかし、この20分は16マイルのコースでは致命的な遅れとなり、和泉の挑戦はここまでとなった。
_Q6T1665.jpg
「水没は、運ではなく自分のミス。川底は濁って見えず、さらにとんでもなくスリッピーだった。落ち着いていけば難しくはなかったが、悔しいね。マシンも今回は完璧になっていたし、万全の体制だった。水没せずにうまくことが運んでも、30位付近だっただろうし、TKO2に進めたとしてもそこで戦えるほどの体力は残らない。タフなレースだ」と和泉は言う。

LCQ
_Q6T2727.jpg
首の皮一枚で望みをつなげた高橋。LCQはおおよそ50mのエンデューロクロス的な直線を往復する超スプリントで、2名ずつのトーナメントラウンド。ここで高橋は、ヒート1を勝ち抜いたものの、ヒート2でミス。思い切り場を盛り上げたこともあってか、主催者は「もう1名TKO2へ進めよう」と30-32位+高橋の4人でもう一度LCQをおこなうと宣言。高橋もこれに応じるものの、またもやファイナルで惜敗。主催が「高橋は、コディ・ウェブ(優勝したライダー)よりも記憶に残るだろう」と冗談を言うほどの、熱狂に包まれた。
_Q6T1660.jpg
高橋は「TKO1後に、思い切り短距離走を何度もやらされる感じ。腕の筋肉は限界まで達してました。TKO1は通過できたかと思ったんですが、世界は甘くないですね。コースはそこまで難関という感じではなくて、アメリカンの林道区間の速さに驚かされました」と語る。

2017年07月03日

G-NET第3戦、熊本悠太が念願のG-NET優勝! IRCで1-3位独占!!

posted by IRC TIRE MCJ staff at 09:22 | レースレポート
G-NET 第3戦 サバイバルin広島
日時:6月25日
会場:テージャスランチ
天候:曇り時々雨
コンディション:ウェット
PHOTO&TEXT:ANIMALHOUSE

G-NET3戦目が広島県のテージャスランチで開催。前日の雨でコンディションはマディ、当日も時折雨がパラついたものの、コンディションは急激に回復していき、路面状況は最高に。G-NETのシリーズは、コースの難易度が高く、アベレージスピードの低さで定評があるが、今大会に限っては、スピード勝負の展開となった。
A30X0022.jpg

コースは渋滞を起こさない様、考えられた設定によるもので、各難所セクションはコース幅広くとられており、各自のレベルに合わせてラインが選べるよう工夫されたもの。

A30X0338.jpg
A30X0483.jpg
A30X0641.jpg
今回の結果は、1位に熊本悠太、2位が高橋博、3位に和泉拓。iRCタイヤを装着したBETAライダーが表彰台を独占した。ハードエンデューロというジャンルにおいてiRC×BETAの強さを見せつけた結果となったが、三者とも異なるマシンチョイスとタイヤ選択を行っていることが非常に興味深い。ことタイヤにおいては、広島の土質にマッチするVE33がベストチョイスだった。コンディションによるタイヤ選択の良し悪しが顕著に結果へ現れたこの大会、今後のタイヤ選びの参考になりそうだ。

A30X0679.jpg
A30X0731.jpg

熊本悠太
Team BETA バイカーズベア
BETA X-TRAINER
前:VE35
後:VE33
「下見してなかったんで、1周目はついて走って、そこからはスピードで勝負するしかないなって思いました。移動区間はめいっぱい飛ばして、あとは難所のヒルクライムやステアを失敗しないよう、淡々とクリアした感じです。狙っていたとおりでした。今回は難所がキツくなかったので、本当にスムーズに走れましたね。と言うのも、マシンとタイヤが良すぎて、みんな何で止まっているの? ってくらいでした。坂道発進をしなくてはならないシーンなどでもドコでもいけます。まさか、優勝までものに出来るとは思わなかったので、嬉しいですね」

高橋博
TEAM BETA ENJOYS
BETA RR2T250
前:iX-07S
後:iX-09w GEKKOTA
「敗因らしい敗因は、特に自分の中ではないです。いつも通り淡々と走っていました。悠太くんが今回は速かった。特に僕が失敗してないのにこの結果なので、今回はどうしようもなかったです。1度ミスコースしてしまっているのも、敗因かな。
クロストレーナーはやっぱりよさそうですね。自分も持っているのですが、楽ですよ、軽いバイクは。晴れてたらRRで良かったかもしれないけど。iRC×BETAの1、2、3、フィニッシュはですね、大会前から言っとったんです、ワンツースリーで勝ちたいって。良かったです」

和泉拓
Team Beta ストレンジiRC
BETA X-TRAINER
前:iX-07S
後:VE33
「難易度はG-NETの中では低い方だったと思う。雨は降ったけど、コースの設定が良くて、エスケープがちゃんとしてたね。難所にアタックできない人はエスケープに行くから、難所にいいラインが残っていて、結果的に渋滞が起こりにくいっていう感じで。だからワンミスがかなり響くレースだった。実際2、3回ミスってしまって、それが結果に現れてしまったかな。
VE33はホントに良かった。ワダチに入れてもゴイゴイ上がって行くので、失敗した時のリカバリーが楽で、フロントもキャンバーで食ってく感じ。ゲコタ(iX-09W)に比べると、フラットダートを攻められる、スピードレンジの高いところに対応できる感じがしましたね。
iRCの1・2・3フィニッシュ、すごい嬉しいですよね。九州でもやりたかったけど、手が折れてて自分は行けなかったので。今回は出てるメンツがオールスターって感じでしょ? そんな中でもこの順位を取れたんで、復帰戦にしては良かったです」