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2018年04月17日

マディの広島テージャスランチでJECが開幕、前橋孝洋は6位

posted by IRC TIRE MCJ staff at 15:50 | レースレポート
JEC全日本エンデューロ選手権 第1戦 広島大会
日時:4月15日
会場:広島県テージャスランチ
天気:雨
コンディション:ウェット
PHOTO&TEST:アニマルハウス

例年よりも一ヶ月ほど早く開幕した全日本エンデューロ選手権。

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天気予報通り、土曜の夕方から降り始めた雨がテージャスランチの難易度をあげる中、ライダーたちはロールオフゴーグル、ヘルメットバイザーの泥除け、レインウエアなどそれぞれのマディ対策をとった。雨の影響を鑑みて、一部コースも修正されることに。

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グラストラック、沢などを組み合わせた1箇所のテストが用意され、IA、IBクラスには2周ごとに5分ずつ持ち時間が短縮される変則タイム制が採用。最後の一周25分設定はかなり厳しく、IA、IBともに下位のライダーでなくとも遅着ペナルティがついてしまったほど。

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昨年のISDEワールドトロフィーチームで世界の走りを目の前にした前橋孝洋は、2周目のテストでクラス4位と好スタートを切った。しかし、他のランカーたちが周回を重ねるごとに着実にタイムを縮めていく中、思うように順位をあげることができず、最後の9周目でのミスもあり6位となった。

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ゼッケン3の熊本悠太は地元広島での大会。勝手知ったるテージャスランチでしっかりとポイントを稼いでおきたいところ。2周目のテストで7位とまずまずのスタートを切ったが、そこからなかなかタイムを詰めることができなかった。1分のペナルティも背負い、10位。

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トロフィーチームとして11月にISDEチリ大会に出場する荒川一佳はゼッケン14をつけての出場。すべてのテストで自身のゼッケンより上の順位をキープ。特に3周目、4周目にはシングルリザルトを記録した。レース中に右手人差し指を負傷するも大きくタイムを落とさずに周回。ラストラップでタイム制限が厳しくなったところで2分の遅着ペナルティをもらい、12位という結果。

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IAルーキーの新沼光は、今年からサポートに回った和泉拓の店に残っていたというタイヤボールを実戦投入。3周目のテストでは12位を記録する好タイムを出すが、オフシーズンに満足な練習時間を取れなかったという新沼は、それがベストリザルトとなった。

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また、IBクラスには飯塚翼がエントリー。十分にIAクラスでも通用するタイムで、2周目のテストで3番時計を出すと周回を重ねるごとにタイムを縮め、7周目、8周目には1番時計を記録。わずか7秒及ばず優勝を逃すもクラス2位でレースを終えた。

優勝した保坂修一とともに、昨年Nクラスでエンデューロデビューしたばかりだが、それぞれにモトクロスやクロスカントリーで経験を積んできたライダー。昨年までは「今後の成長が楽しみ」と言われていたが、すでにそのレベルは超越しており、来年IAクラスに上がればすぐにでも表彰台を狙える走りに日本中のエンデューロライダーを驚かせた。

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ウィメンズでは菅原聖子がフルサイズであるYZ250FXを操り、クラスで唯一9分台のタイムを記録。4テスト中3つで一番時計を出し、接戦を制してクラス優勝を決めた。10月にドイツで開催されるFIM WOMEN'S ENDUROへの派遣に近づいた。

前橋孝洋
モトクラブオープンエリア
KTM 250EXC-F
前:iX-09w(ムース)
後:BR-99(ムース)
「やっぱりモトクロスIAの壁は厚いですね。ここから上にいくためにモトクロスの練習を取り入れたり、釘村選手と練習したりとかしてきましたが、およびませんでした。マディが苦手なこともありますが、もうちょっと上に行きたいです。次のコスモスポーツランドも石が多かったりと今回と似たコースなので、そういうところをしっかり走り込んでいきたい。
 ルートで少しだけ苦労しましたが、ちゃんと合わせて行けばタイヤもグリップしてちゃんと登ってくれました。今回はフロントにiX-09wをチョイスしたのですが、濡れた岩で少し弾かれた印象があったので、iX-07sの方がよかったかも知れません」

熊本悠太
Team BETA バイカーズベア
BETA RR2T300
前:iX-09w(ムース)
後:BR-99(ムース)
「今回は欲張って転んだりテストでハマったり、前半のダメだなっていう気持ちをそのまま引きずってしまいました。中盤くらいからは全身攣ってしまって思ったような走りができませんでした。しっかり水分とったんですけど、痙攣が治らなくて。せめてオンタイムだけでも、と思ったのですが、タイムコントロールミスで1分のペナルティをもらってしまい、順位を一つ落としてしまいました。
 タイヤは食わないところはなく、ルートもテストもよかったですよ。一気に開けるとスライドしてしまうし、ブレーキングも勢いよく入ると真横を向いてしまうくらいコンディションが悪かったのですが、感触は良好でした。高めのギアで合わせて行ったりもしてみたのですが、難しかったです」

荒川一佳
FFMC-岡山&SHELCO racing
SHELCO SE-R 250
前:iX-09w(ムース)
後:BR-99(140ムース)
「前半のテストではまずまずの走りができたと思います。中盤ペースが分かってきて、スピードをあげたのですが、些細なミスでタイムを詰めることができずにゴールしてしまいました。乗れていた感覚があっただけに、残念です。
 フロントに関してはハイスピードからタイトコーナーで安定したグリップ感があって、とてもスムーズに乗れて助かりました。路面はスリッピーでしたが、マディでも埋まるような場所がなく、リアのBR-99も最後までいい仕事をしてくれました」

新沼光
Team BETA ストレンジモーターサイクル IRC
BETA RR2T250
前:iX-07s
後:BR-99(タイヤボール)
「今回、初のIAとしての参戦でしたが、ルートがすごく難しくて、しっかりやられてきました。でもタイヤは最初から最後までグリップしてくれてすごくよかったです。タイヤボールですけど、ムースとチューブの中間位の感じで、BR-99の組み合わせがすごくよかったです。入れ替えはちょっと面倒くさいですけど、すごくいいです。ちゃんとバネっぽさもあって。パンクもほとんどしないし、してもボールがいくつか潰れるだけなので、案外いいですよね」

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飯塚翼
成田MXパーク with オレンジカウンティ幕張
KTM 250EXC-F
前:iX-07s(ムース)
後:BR-99(ムース)
「カチパン路面ではタイヤが回った分だけ走っていく感じがして、とても好印象でしたが、マディのレースではフロントが少し滑る感じがしました。リアはマディ路面でもしっかりグリップしている感じがして安心できました。レースが進み、コンディションが回復するにしたがってグリップが増し、後半の乾いた路面ではどんどんタイムを詰めていくことができました。次戦は前半からムラのないタイムをだし、優勝を狙いたいと思います」

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菅原聖子
Flagship Racing
YAMAHA YZ250FX
前:iX-09w
後:VE-33
「今回はマディ路面にもかかわらず、フロントの接地感がすごくよくて、リアもどこでも滑ることなく、コーナーでもアクセルを開けながら曲がって、攻める走りができました。テストで一回増田選手を抜いた後、ずっと追いかけられた時に一番タイムが良くて9分台を出すことができました。ドイツのWOMEN'S ENDURO出場支援は、もし取れたら行きたいと思っていますので、また頑張ります」

2018年03月30日

CGC ひなまつりHARD ENDURO、発売前のVE-33sが真価を発揮

posted by IRC TIRE MCJ staff at 19:52 | レースレポート
CGC ハードエンデューロ選手権
開幕戦 ひなまつりハードエンデューロ
日時:3月3日〜4日
会場:愛知県スラムパーク瀬戸
天気:晴
コンディション:ドライ
PHOTO&TEXT:アニマルハウス

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ここ数年、SNSを中心に口コミで話題になり、エントリー開始からわずか数分で締め切られるクラスも出るほど人気上昇中のCGC。今年からポイントランキング制を取り、より競技制が高くなったかと思いきや会場の雰囲気はいたってゆるく、レースというよりはお祭りイベントに近い、いい意味で和気藹々とした空気が漂っていた。

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土曜日にミニモトクラス、男女混合クイーンズカップ、さわやかクラス。日曜日におひなさまクラス、おだいりさまクラスが開催され、エントラントはそれぞれ自分のマシンやレベルに合ったレースを楽しむことができた。エントリー台数の多さ、コースの難易度から渋滞は避けられないが、ライダーは観客や他のライダーと話をしたり、休憩したり、バイクを降りてラインを見たり。渋滞の待ち時間も有効に活用し、イベントを楽しんでいた。

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会場にはIRCタイヤがブース出展し、4月発売予定の新作ガミータイヤ、VE-33sを展示。また、ハードエンデューロレースで評価が高いiX-09w GEKKOTAやVE-33などを販売、購入したライダーには無料でタイヤ交換サービスをおこなった。

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日曜日のメインレース、おだいりクラスにはG-NETライダーや全日本エンデューロのIAライダーが数多く参戦し、ハイレベルなレースになった。そんな中、泉谷之則はIRCのサポートを受け、発売前のVE-33s GEKKOTAを履いて出走。前半は4位まで順位を上げ、鈴木健二や山本礼人に迫る勢いを見せるも、3周目から徐々にタイムを落としてしまい、7位でチェッカー。

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また、土曜日のさわやかクラスにはIRCサポートライダーである和泉拓が、なんとKTM 1190ADVENTURE Rでエントリー。地元の仙台から愛知までIRCのGP210を履いて自走し、会場でタイヤ交換。レース後にまたGP210に戻してツーリングして帰るというビッグオフマシンの新しい楽しみ方を示してみせた。
レースではほぼノーヘルプで5周を周り、39位/112台の成績を残した。

CGCハードエンデューロ選手権、第2戦は2018年6月2日、3日に長野県斑尾高原サンパティックスキー場にて開催される。

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泉谷之則
チーム ベータ IRC シルバラード
BETA RR2T300
前:iX-09w (空気圧0.7kgf/㎠)
後:VE-33s GEKKOTA(空気圧0.28kgf/㎠)
「今回はIRCさんから発売前のVE-33s GEKKOTAを履かせていただきました。従来のVE-33と同様ふかふかな土では抜群のグリップを発揮し、少し不安だった岩まじりで固めの土のキャンバーや、レース中盤から掘れて出てきた根っこでもしっかりグリップしてくれました。また、モトクロスコースのようなハードな路面でもヨレることなく、今までのゲコタに比べてハイスピードで安定して走ることができました。耐久性も向上しているように感じましたね。
タイヤは良かったのですが、中盤から色々と噛み合わず、ペースを落としてしまい、レースは7位と悔しい結果に終わってしまいました。いろいろと課題を見つけることができましたので、G-NET第1戦で良い結果が出せるように取り組んでいきます」

和泉拓
ストレンジモーターサイクルIRC
KTM 1190 ADVENTURE R
前:iX-07s (空気圧1.0kgf/㎠)
後:VE-33 (空気圧0.8kgf/㎠)
「フロントはVE-35やiX-09w、リアはVE-33Sやゲコタ、VE-37もテストしましたが、ビッグバイクでハードエンデューロにはiX-07sとVE-33の組み合わせがベストと感じました。実際に走ってみると、230kgを超える重量に適度に負けてくれる事によって、掘らずに再発進することができ、根っ子や石でもよくグリップしてくれてとても助かりました。
下見もしっかり行い、とにかく他のライダーのみなさんの邪魔にならないように細心の注意を払って走りました。特に渋滞している時は無理して突っ込まず、しっかり順番待ちすることを心がけました。無事、完走できてよかったです」

2017年12月18日

JEC SUGO2DAYSエンデューロ、熊本悠太が自己新記録となる年間ランキング3位を獲得

posted by IRC TIRE MCJ staff at 11:43 | レースレポート
JEC 第5戦、第6戦 SUGO2DAYSエンデューロ
日時:11月25日〜26日
会場:宮城県スポーツランドSUGO
天気:雨
コンディション:マディ
PHOTO&TEXT:アニマルハウス

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今年は例年に比べ冬の訪れが早く、このSUGO2DAYSエンデューロも雪予報が出ていた。しかしDAY1当日、降っていたのは雪ではなく雨。レースのために用意された渾身のルートはほとんどがカットされ、舗装路を使ってテストのみを生かし、レースが行われた。

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第3戦の日高DAY1を制した前橋孝洋、日高まで使用した250EXCから4ストロークの250EXC-Fへマシンをチェンジした影響か、今大会は苦戦を強いられた。DAY1、2周目のエクストリームテストでは18番と大きくタイムを落としてしまう。その後、得意のエンデューロテストでは4周目に4番をマーク。DAY1を9位で終えた。DAY2でもエクストリームテストを中心にタイムを落としてしまい、10位。今シーズン、怪我の影響で第1戦を欠場したが年間ランキング6位につけた。

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熊本悠太はDAY1、2周目のエクストリームテストで15番と大きく落としてしまうが、3周目は5番、4周目には4番と調子をあげていった。滑る路面に苦戦しながらも慎重な走りを見せ、DAY1を7位で終えた。DAY2もエクストリームテストで5番時計を2回記録し、9位。熊本はこれで年間ランキング3位。

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地元、宮城の和泉拓は熊本と同じくG-NETシリーズにも参戦しており、難所を得意とする。2周目のエクストリームテストで5番時計を出し、リードを稼ぐが後半にはタイムが伸び悩み、DAY1は14位となった。DAY2でもエクストリームテストで8番時計を2回出し12位。ランキング10位で今シーズンを終えた。

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また、IBクラスの新沼光は日高2DAYSを終えてランキング1位。年間チャンピオンとIA昇格を目指し、今大会に挑んだ。DAY1では一部エクストリームテストで大きくタイムを落としてしまう場面もあったが、概ね順調にレースを運んだ。しかし、レース後のワークタイムで痛恨の遅着を喫し、ペナルティを3分加算され14位となってしまった。DAY2では見事クラス1位を獲得、年間チャンピオンこそ逃してしまうが、年間ランキング2位に入り目標のIA昇格を決めた。

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前橋孝洋
モトクラブオープンエリア
KTM 250EXC-F
前:iX-09w (ムース)
後:BR-99 140サイズ(ムース)

「昨年程ではないですが、金曜日に降った雨の影響でマディのレースになりました。今回からISDEで使用したのと同じKTM250EXC-Fを使用しましたが、テクニカルで滑りやすくコース幅の狭いテストを上手く走り切る事が出来なかったです。ですが、IRCタイヤのグリップは素晴らしく、確実に前へ進むことができました。特にファイナルクロスでは安心して攻めることができました」

熊本悠太
Team BETAバイカーズベア
BETA RR2T300
前:iX-07S ムース(0.8kgf/㎠相当)
後:BR-99 ムース(0.8kgf/㎠相当)

「Day1の朝一はルート、テストともスリッピーな路面でしたので様子を見て走りました。コーナリングとアクセルを開けるポイントを気をつけて走る事で、グリップ感も掴め安定して走れたと思います。とくにフロントのiX-07sは荒れた路面でもしっかりと地面に刺さってくれて走りやすかったです。Day2では路面コンディションも少し回復し、タイヤの接地感を良く感じられて安心して走る事ができました。
結果、年間ランキング3位でシーズンを終えることができました。上位に入ることは厳しかったですが、他の選手が崩れる中で僕自身は大きく崩れることもなく安定して走る事が出来たと思います」

和泉拓
Team Beta ストレンジモーターサイクル IRC
BETA X-TRAINER250
前:iX-07s (ムース)
後:BR-99 140サイズ(ムース)

「リアタイヤはツーリストと悩みましたが、パンクのリスクを考えてBR-99とムースの組み合わせを選択しました。今回はタイヤ交換をせず、2日間1セットで走りましたが、タレることも無くファイナルクロスまでグリップの良い状態をキープしてくれました。特にリアのBR-99は沢でのグリップが秀逸でした」

新沼光
Team Beta ストレンジ IRC
BETA RR2T250
前:iX-09w (柔らかめムース)
後:BR-99 (硬めムース)

「フロントタイヤのiX-09wはレースで使うのは初めてだったのですが、iX-07sと比べてハード路面向きでSUGOの硬い土質によく合い、ツルツルな路面でも転倒の不安なく走ることができました。柔らかめのムースを使うことでぬかるみや岩といった硬いタイヤが不得意な場面でもグリップ力を発揮してくれました。リアのBR-99も路面状況がよく伝わってくるので積極的な走りができました。難所にも強く、高速域でのグリップ力と剛性もあり、エクストリームテストからファイナルクロスまでオールラウンドに役に立ってくれました。年間チャンピオンは逃してしまいましたが、DAY2で1位を獲ることができ、IA昇格も決まりましたのでよかったです」

2017年11月28日

JNCC最終戦AAGP、斉木達也と出口隼飛がゲコタでシングルフィニッシュ

posted by IRC TIRE MCJ staff at 18:58 | レースレポート
JNCC最終戦AAGP爺ヶ岳
日時:11月5日
会場:長野県爺ヶ岳スキー場
天候:晴れ
コンディション:ドライ
PHOTO&TEXT:アニマルハウス

ついに最終戦を迎えた国内最大級のクロスカントリーシリーズJNCC。爺ヶ岳スキー場はレース前日の土曜日に雨に降られたが、日曜日は快晴。レースはベストコンディションで開催された。
爺ヶ岳はガレセクションが多く、そこにウッズとゲレンデが混在したフィールドで、好成績を収めるためにはタイヤ選びが重要なカギを握る。
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最高峰のCOMP-AA1ライダー斉木達也は、毎回ここ爺ヶ岳ではガレに重点を置き、iX-09w GEKKOTAを選んでいる。ガレクライムやロックンロールリバーと名付けられた大小の石が敷き詰められたセクションで「人が走っていないラインをいかに速く走るか」が重要だと斉木は言う。
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今回、斉木は一周目にアメリカからの招待選手のリッキー・ラッセルや、すでに今シーズンの年間チャンピオンを決めている小池田猛を追いかけ3位で走行。一時、小池田をパスして2位に上がる場面も見られたが、中盤に追い上げてきた渡辺学に抜かれ4位でチェッカーフラッグを受けた。

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また、月山から次第に調子を上げてきている出口隼飛は不幸にも土曜日の選抜ワイルドクロスでマシンが故障してしまい、タイヤなど使える部品を移植してチームメイトのX-Trainerを借りて出走した。
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初めて乗ったマシンということもあり、前半は思うようにペースが上がらなかった。普段からVE33を愛用する出口は今回もVE33をチョイスしていたが、レース中盤にiX-09w GEKKOTAにチェンジ。ピットインで時間をロスし15位まで順位を下げてしまったものの、その後明らかにペースが上がり、最終的にはピットインする前の9位まで挽回した。

斉木達也
KTM japan Racing
350SX-F
前:iX-09w
後:iX-09w GEKKOTA
「今回は穴を開けて圧を下げたムースを使って走りました。ゲレンデはやはり少し滑りましたが、ウッズの中の根っこも普通に超えられましたし、相変わらずガレでは最強ですね。他のライダーが走っていないラインを狙って走ることで周回遅れも楽にパスできました。やっぱり爺ヶ岳はゲコタが無敵です。ただ、今回はコースの下見をする時間が取れておらず、ウッズで少し迷子になってしまい、小池田選手に離されてしまいました」

出口隼飛
ナグモータース&TNP
X-Trainer250
前:iX-07s 空気圧1.0kgf/㎠
後:VE33→iX-09w GEKOTTA 空気圧1.0kgf/㎠
「VE33がとてもよかったので、今年はVE33を基準にマシン作りをしてきました。タイヤに合わせてマシンを作り、乗り方もタイヤに合わせて変化させました。しかし今回は自分のKX250Fが走行不能になってしまい、使う予定だったVE33をそのまま借りたマシンに付け替えて使用したのですが、X-TrainerにはVE33よりもゲコタの方がよく合っていたように思います。タイヤをゲコタに変えてからガレ場でも安心して開けることができ、マシンに慣れてきたこともあって、ラスト5周くらいはタイムも良くなり、楽しく走ることができました」

2017年11月17日

装備の差が勝敗を左右?ナイトレースを制したのは万全の高橋博

posted by IRC TIRE MCJ staff at 18:02 | レースレポート
G-NET 第5戦 信州大町ハードエンデューロ
日時:10月28日(土)
会場:長野県 信州大町チャレンジフィールド
天候:雨
コンディション:マディー
PHOTO&TEXT:ANIMAL HOUSE

「難易度の高いナイトレース」として設定され注目されていたこの大会。降りしきる雨の影響でコンディションは時間とともに悪化。夕方からのスタートのため、ゴール時には陽は落ち、予想以上に過酷な展開となった。

シリーズ5戦目ではあるが、うち2戦は会場の都合で中止となっているため、実質は3戦目となる。1、2戦目は高橋博(BETA)と熊本悠太(BETA)がともに、それぞれの大会で優勝、準優勝を1つずつ獲得しているため、同率首位の状態でスタートラインへ並んだ。

高椅博の備えとは?
竸技中に日暮れを迎えるため、あらかじめマシンの規定は「ヘッドライトを点灯すること」「エンジンをストップしても点灯するテールランプを装備すること」が義務付けられている。

2位に沈んだ熊本悠太は「夜のレースを舐めてました」と苦笑。夜間走行の対策は1000円程度の自転車用のライトをハンドルに装着。「日が暮れてきて、一度転倒したらハンドルのライトが無くなり、テールランプも点かなくなりました。ヘッドライトがあったので、走行はできましたが、ヒルクライムでは数メートル先が見えない状態でした。スピードレンジが高いので、真っ暗な闇の中に突っ込んでいく感じで、本来の走りが出来ませんでした」

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一方、勝者の高橋博はナイターでの走りが勝負を分けると予想していた。「準備は万端に整えて行きました。大会が終わるまで内密にしていました。そのくらいナイターの装備は重要です」ヘルメットにLEDライトを合計3灯、角度を変えて装着。確実に視界を確保した。「今見ている視線のその先も確実に見えないと怖くてアクセルが開けられませんからね」

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勝負の坂道「愛情一本」
開始後2時間経過、ラスト1時間を迎えた頃、辺りは暗闇に。同時に雨脚が強くなり、順調に周回を重ねていたトップライダーでさえ、グリップをしない粘土質の登り下りに行手を阻まれた。所々に潜む見えない石や切り株に細心の注意を払いながらの走行となった。
順位の決め手となったのは「愛情一本」と名付けられた名物の上りセクション。最後の周回で、このセクションを上ることができた2名、高橋博と熊本悠太が1位と2位という結果を残した。


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5戦目に首位を獲得。シリーズチャンピオンに王手をかけた。#1高橋博

高橋博
BETA X-trainer300
フロント:ix-07s (空気圧0.65kgf/㎠)
リア:VE33(空気圧0.22kgf/㎠走ると0.27kgf/㎠程度)

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「ロッシ(高橋博)さんに勝つには、力がまだ足りてない」と言うものの、連続チャンピオン高橋を脅かす存在へと成長した

熊本悠太
BETA X-trainer250
フロントVE35(空気圧0.60kgf/㎠)
リアVE33(空気圧0.50kgf/㎠)

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#2和泉拓はレース中に腰痛が悪化。2周目で無念のリタイヤ

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闇に包まれた轍のセクション。雨はライダーの体力を奪う

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夜の表彰式。やり切った表情を見せる上位3名
1位高橋博、2位熊本悠太、3位山本礼人