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2018年05月08日

砂塵舞う酷暑のJNCCビッグディア広島、ヒルクライムがレースの行方を左右した

posted by IRC TIRE MCJ staff at 17:41 | レースレポート
JNCC第3戦ビッグディア広島
日時:4月29日
会場:広島県テージャスランチ
天候:晴れ
コンディション:ドライ
PHOTO&TEXT:アニマルハウス

日本最大のクロスカントリーレースJNCC、その第3戦がゴールデンウィーク前半に広島で開催された。天候に恵まれ、連休ということもあって日本中から多くのライダーが広島に集まった。

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テージャスランチは牧草地を切り開いたモトクロスコースと、ウッズや沢を繋いだテクニカルなコース。雨が降ると土が掘れ、難しくなることで有名なコースだが、今回は砂埃が視界を妨げるほどのコンディション。しかし、ハードエンデューロ戦も開催されるテージャス、トップライダーでも苦労する難易度の高いヒルクライムのショートカットが設定されレースの勝敗を分けた。

毎年、このビッグディア広島にスポットで参戦している熊本悠太は地元、広島のライダー。加えて今大会はJECからエンデューロIAの荒川一佳がCOMP-AA1クラスに参戦。また、COMP-Aクラスにはハードエンデューロで実力をつけてきている泉谷之則が参戦した。熊本と荒川はともに2週間前、JEC全日本エンデューロ選手権でテージャスランチを走っていたばかりだ。

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JNCCのAAライダーはポイントランキング順の入場となる。今シーズン初参戦となる熊本と荒川は2列目のスタートとなった。

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熊本は一周目クラス9位で戻ってきたが、キャメルバッグのトラブルでピットイン。ところが交換した予備のキャメルバッグもホースがリアスプロケットに絡みつく不運に襲われ、3時間のレースを水なしで闘うことになり、結果少し順位を落としクラス11位でゴール。

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荒川はいつもJECでFIMタイヤBR-99を使用していることから、VE-33のグリップ力に逆に悩まされた。また、慣れないクロスカントリーのスピードにペースが掴めず、腕上がりもあってクラス13位。今年はISDEトロフィーチームに選抜されている荒川、なかなか一緒に走ることのないJNCCライダーの走りに刺激を受けたようだ。

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泉谷はクラス11位から追い上げのレース展開。ハードエンデューロで慣らした泉谷はショートカットのヒルクライムに果敢に挑戦し、8位まで順位をあげてチェッカーを受けた。

熊本悠太
Team BETA バイカーズベア
BETA RR2T300
前:iX-09w(ムース)
後:VE-33(空気圧1kgf/㎠)
「今回はキャメルバッグのトラブルで水不足に陥ってしまい、気温が高かったこともあって後半にタレてしまいました。タイヤはハード路面を意識して選択し、フロントもリアもバッチリ決まりました。石が出てるところも多いので、リアはハードチューブで空気圧も高めにしたのですが、恐ろしくグリップしてくれて、ずっとフロントが浮いてしまって、姿勢を保つのが大変なくらいでしたね」

荒川一佳
FFMC-岡山
SHELCO 250SE-R
前:iX-09w (ムース)
後:VE-33 (140ムース)
「VE-33とムースの組み合わせはテストしてなくて少し不安もある中でスタートしました。二列目から11番手で出れてペースがわからないまま少し順位を上げれましたが、ヒルクライムで4回ミスと崖落ち、腕上がりもおこして、悪いところが全部でてしまい、リズムに乗れないままゴールしてしまいました。
普段使ってるBR-99に比べて全体にグリップがよくてJNCCで取り組むにはもう少し乗り込みの必要を感じました」

泉谷之則
チームベータ IRC シルバラード
BETA RR2T300
前:iX-09w (空気圧0.8kgf/㎠)
後:VE-33s GEKKOTA (空気圧0.48kgf/㎠)
「今回は全体的にドライコンディションでハイスピードなレースでしたが、湿ったガレや根っこもあるので、新作のVE-33s GEKKOTAを使用しました。空気圧は推奨よりも少し高めの0.48kgf/㎠でベストマッチでした。いつもはレース中盤からなかなか順位を上げることができないのですが、今回は最後まで集中力を保つことができました。スピードではクロスカントリーライダーに及ばないのですが、難易度の高いヒルクライムのショートカットが設定されていたので、COMP-Aクラス8位で入賞することができました」

2018年05月01日

HINO HARD ENDURO 関東屈指の難コースでVE-33s GEKKOTAがベールを脱いだ

posted by IRC TIRE MCJ staff at 13:44 | レースレポート
HINO HARD ENDURO 春の陣
日時:2018年4月29〜30日
会場:群馬県日野カントリーオフロード
天気:晴れ
コンディション:ドライ
PHOTO&TEXT:アニマルハウス

もはや関東では一大人気レースとなったHINO HARD ENDURO。今回はウィメンズ、ソフト、ミディアムの3クラスが開催された。ちょうど2週間前にVE-33s GEKKOTAがリリースとなり、この大会には初めて実戦投入したライダーが数多く参加した。

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会場となった日野カントリーオフロードは高低差400mの山を切りひらき、ヒルクライムやキャンバー、ガレた林道、大きな岩がゴロゴロしている沢など、バリエーションに富んだエンデューロコースで、まさに新しいタイヤを試すにはうってつけのレースだ。

29日にはウィメンズクラス、ソフトクラスの2クラス、30日にはミディアムクラスが開催された。4月末とは思えないほど気温が上がり、熱中症も心配されるような天気。コースの数カ所ではマーシャルによって塩アメの配布や、ドリンクの販売がおこなわれた。コンデイションは両日ともに完全にドライ。

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iRCタイヤも出展し、VE-33s GEKKOTAをはじめとしたタイヤの販売、装着サービスをおこなった。また、iRCサポートライダーの高橋博、和泉拓も会場に姿を見せ、時にはコースの横で、時には走りながらエントラントにアドバイスをおくっていた。

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ここでは30日のミディアムクラスで、VE-33s GEKKOTAを履いていたライダーにタイヤの感想を聞いてみた。

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#1 岡庭大輔
和田屋 SRC with 本澤会
BETA X-Trainer300
「簡単に言うと根っこもガレも大丈夫なVE-33という感じです。例えばVE-33でヒルクライムの途中で根っこに引っかかって止まってしまうと空転してしまうのですが、VE-33s GEKKOTAだとちょっと開けてやるとしっかりトラクションして簡単に脱出することができました。また、VE-33が苦手だったゴロゴロ動く石が多いガレた沢でもまるでiX-09w GEKKOTAのようにグリップしてくれ、iX-09w GEKKOTAが苦手だったサラサラの土やヒルクライムではまるでVE-33のようにトラクションがかかります。結論としては本当にオールマイティで最強のタイヤだと思います。昨日はオフロードパークSHIRAIで一枚岩の岩盤とかも走ってみましたが、そういうところでも全然大丈夫でした」

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#30 大谷優太
TNP畳のシミ
BETA X-Trainer250
「ふかふかのヒルクライムはもちろん、根っこでもしっかりグリップしてくれました。わざと根っこで止まってゼロ発進を試してみたりしましたが、ちょっと下がって勢いをつければ簡単にクリアできました。ガレはやっぱりiX-09w GEKKOTAの方が良いのですが、VE-33に比べれば全然よくなっていますね。あとはサイドのブロックが柔らかいのに、キャンバーの性能がすごく高いです。一回わざとキャンバーのラインを外してみたのですが、それでも落ちることもなくスススッと進んでくれて復帰することができました。まだすごいマディの時に試していないので、そこが気になりますが、かなりオールラウンドなタイヤだと思います。今回はこのタイヤのおかげで5位に入賞することができて、本当に嬉しかったです!」

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#19 吉田卓哉
HTR
KTM 250EXC
「今回空気圧0.25で使ってみました。最初はVE-33に近い感じなのかな、と思ったのですが、ガレ場や根っこでもちょっとスピードがあればしっかりグリップしてくれてクリアすることができました。前回このレースに出た時は根っこにかなり苦労してしまいましたので、本当に助かりました。少しスピードが出た時も不安感はありませんでした。1レース終えましたが、まだ全然減っていませんでした。ハード系だけでなくクロスカントリーにも強いというので、次回WEX GAIAもこのまま使ってみようと思います」

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#68 山中尚
クレィジーマウンテン
YAMAHA セロー225
「今日は空気圧0.3で走りました。ドライでコンディションも良かったのですが、とにかくグリップが良かったです。ふかふかの登りでもちゃんと刺さってくれるし、根っこやガレでも滑らないので、本当にオールラウンドなタイヤだと思います。普通のVE-33よりも推進力が強いと思います。下りの時もリアタイヤがちゃんと入ってくれるので、コントロールがしやすかったです。ブロック触った感じだとキャンバーで刺さらないんじゃないかと思っていたのですが、走ってみたらキャンバーもちゃんと刺さってくれて、気持ちよく走れました。またマディになったりしたらどんな感じなのか試してみたいですね」

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#16 横塚健
FUNAI RACING
BETA X-Trainer300
「岩場もヒルクライムもすごくグリップして最高でした。前回は普通のVE-33で走ったのですが、自分の実力不足もあって一周することができませんでした。でも今日はVE-33s GEKKOTAのおかげで一周することができました。ショルダー部の剛性が普通のGEKKOTAよりも高いのか、キャンバーも全然滑ることなく、ガレた沢でもしっかりグリップしてくれて、楽しく走ることができました。僕みたいな初心者でもうまくなった気にさせてくれる、本当に素晴らしいタイヤです」

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#15 武内祐徳
まえのめりHED部
YAMAHA YZ125X
「まずタイヤ交換がすごく楽でした。VE-33よりもサイドが柔らかいのでビードを入れるのが楽で、GEKKOTAだと柔らかすぎて入れたビードが戻ってきてしまうことがあるのですが、VE-33s GEKKOTAはパコッと入って戻ってこないので、とてもやりやすかったです。走りは一番良かったのはガレた沢ですね。普通のVE-33だと少し弱かった部分だと思うのですが、本当によくグリップしました。そしてキャンバーやふわふわのヒルクライムでもしっかり刺さってくれます。根っこで一回止まってしまっても、ちょっと下がってアクセル開けてあげれば簡単に再発進ができました」

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#4 小牧利章
PSエディーwithカミナリ
BETA X-Trainer300
「空気圧0.3で使用しました。やっぱり沢が特に良かったですね。iX-09w GEKKOTAみたいにぐっぐっと前に進む感じがしました。ちょっとガレた林道とかでも全く問題ないですし。あとやっぱりサイドがけっこう硬いので、くねくね切り返しながら登っていくようなキャンバーでも刺さってくれて、落ちそうな気配はありませんでした。根っこも大丈夫でしたが、一箇所だけ、さすがに青竹は厳しかったですね。ツルツル滑って怖かったです。でもこれはどんなタイヤでも同じだったかな」

2018年04月17日

マディの広島テージャスランチでJECが開幕、前橋孝洋は6位

posted by IRC TIRE MCJ staff at 15:50 | レースレポート
JEC全日本エンデューロ選手権 第1戦 広島大会
日時:4月15日
会場:広島県テージャスランチ
天気:雨
コンディション:ウェット
PHOTO&TEST:アニマルハウス

例年よりも一ヶ月ほど早く開幕した全日本エンデューロ選手権。

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天気予報通り、土曜の夕方から降り始めた雨がテージャスランチの難易度をあげる中、ライダーたちはロールオフゴーグル、ヘルメットバイザーの泥除け、レインウエアなどそれぞれのマディ対策をとった。雨の影響を鑑みて、一部コースも修正されることに。

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グラストラック、沢などを組み合わせた1箇所のテストが用意され、IA、IBクラスには2周ごとに5分ずつ持ち時間が短縮される変則タイム制が採用。最後の一周25分設定はかなり厳しく、IA、IBともに下位のライダーでなくとも遅着ペナルティがついてしまったほど。

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昨年のISDEワールドトロフィーチームで世界の走りを目の前にした前橋孝洋は、2周目のテストでクラス4位と好スタートを切った。しかし、他のランカーたちが周回を重ねるごとに着実にタイムを縮めていく中、思うように順位をあげることができず、最後の9周目でのミスもあり6位となった。

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ゼッケン3の熊本悠太は地元広島での大会。勝手知ったるテージャスランチでしっかりとポイントを稼いでおきたいところ。2周目のテストで7位とまずまずのスタートを切ったが、そこからなかなかタイムを詰めることができなかった。1分のペナルティも背負い、10位。

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トロフィーチームとして11月にISDEチリ大会に出場する荒川一佳はゼッケン14をつけての出場。すべてのテストで自身のゼッケンより上の順位をキープ。特に3周目、4周目にはシングルリザルトを記録した。レース中に右手人差し指を負傷するも大きくタイムを落とさずに周回。ラストラップでタイム制限が厳しくなったところで2分の遅着ペナルティをもらい、12位という結果。

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IAルーキーの新沼光は、今年からサポートに回った和泉拓の店に残っていたというタイヤボールを実戦投入。3周目のテストでは12位を記録する好タイムを出すが、オフシーズンに満足な練習時間を取れなかったという新沼は、それがベストリザルトとなった。

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また、IBクラスには飯塚翼がエントリー。十分にIAクラスでも通用するタイムで、2周目のテストで3番時計を出すと周回を重ねるごとにタイムを縮め、7周目、8周目には1番時計を記録。わずか7秒及ばず優勝を逃すもクラス2位でレースを終えた。

優勝した保坂修一とともに、昨年Nクラスでエンデューロデビューしたばかりだが、それぞれにモトクロスやクロスカントリーで経験を積んできたライダー。昨年までは「今後の成長が楽しみ」と言われていたが、すでにそのレベルは超越しており、来年IAクラスに上がればすぐにでも表彰台を狙える走りに日本中のエンデューロライダーを驚かせた。

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ウィメンズでは菅原聖子がフルサイズであるYZ250FXを操り、クラスで唯一9分台のタイムを記録。4テスト中3つで一番時計を出し、接戦を制してクラス優勝を決めた。10月にドイツで開催されるFIM WOMEN'S ENDUROへの派遣に近づいた。

前橋孝洋
モトクラブオープンエリア
KTM 250EXC-F
前:iX-09w(ムース)
後:BR-99(ムース)
「やっぱりモトクロスIAの壁は厚いですね。ここから上にいくためにモトクロスの練習を取り入れたり、釘村選手と練習したりとかしてきましたが、およびませんでした。マディが苦手なこともありますが、もうちょっと上に行きたいです。次のコスモスポーツランドも石が多かったりと今回と似たコースなので、そういうところをしっかり走り込んでいきたい。
 ルートで少しだけ苦労しましたが、ちゃんと合わせて行けばタイヤもグリップしてちゃんと登ってくれました。今回はフロントにiX-09wをチョイスしたのですが、濡れた岩で少し弾かれた印象があったので、iX-07sの方がよかったかも知れません」

熊本悠太
Team BETA バイカーズベア
BETA RR2T300
前:iX-09w(ムース)
後:BR-99(ムース)
「今回は欲張って転んだりテストでハマったり、前半のダメだなっていう気持ちをそのまま引きずってしまいました。中盤くらいからは全身攣ってしまって思ったような走りができませんでした。しっかり水分とったんですけど、痙攣が治らなくて。せめてオンタイムだけでも、と思ったのですが、タイムコントロールミスで1分のペナルティをもらってしまい、順位を一つ落としてしまいました。
 タイヤは食わないところはなく、ルートもテストもよかったですよ。一気に開けるとスライドしてしまうし、ブレーキングも勢いよく入ると真横を向いてしまうくらいコンディションが悪かったのですが、感触は良好でした。高めのギアで合わせて行ったりもしてみたのですが、難しかったです」

荒川一佳
FFMC-岡山&SHELCO racing
SHELCO SE-R 250
前:iX-09w(ムース)
後:BR-99(140ムース)
「前半のテストではまずまずの走りができたと思います。中盤ペースが分かってきて、スピードをあげたのですが、些細なミスでタイムを詰めることができずにゴールしてしまいました。乗れていた感覚があっただけに、残念です。
 フロントに関してはハイスピードからタイトコーナーで安定したグリップ感があって、とてもスムーズに乗れて助かりました。路面はスリッピーでしたが、マディでも埋まるような場所がなく、リアのBR-99も最後までいい仕事をしてくれました」

新沼光
Team BETA ストレンジモーターサイクル IRC
BETA RR2T250
前:iX-07s
後:BR-99(タイヤボール)
「今回、初のIAとしての参戦でしたが、ルートがすごく難しくて、しっかりやられてきました。でもタイヤは最初から最後までグリップしてくれてすごくよかったです。タイヤボールですけど、ムースとチューブの中間位の感じで、BR-99の組み合わせがすごくよかったです。入れ替えはちょっと面倒くさいですけど、すごくいいです。ちゃんとバネっぽさもあって。パンクもほとんどしないし、してもボールがいくつか潰れるだけなので、案外いいですよね」

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飯塚翼
成田MXパーク with オレンジカウンティ幕張
KTM 250EXC-F
前:iX-07s(ムース)
後:BR-99(ムース)
「カチパン路面ではタイヤが回った分だけ走っていく感じがして、とても好印象でしたが、マディのレースではフロントが少し滑る感じがしました。リアはマディ路面でもしっかりグリップしている感じがして安心できました。レースが進み、コンディションが回復するにしたがってグリップが増し、後半の乾いた路面ではどんどんタイムを詰めていくことができました。次戦は前半からムラのないタイムをだし、優勝を狙いたいと思います」

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菅原聖子
Flagship Racing
YAMAHA YZ250FX
前:iX-09w
後:VE-33
「今回はマディ路面にもかかわらず、フロントの接地感がすごくよくて、リアもどこでも滑ることなく、コーナーでもアクセルを開けながら曲がって、攻める走りができました。テストで一回増田選手を抜いた後、ずっと追いかけられた時に一番タイムが良くて9分台を出すことができました。ドイツのWOMEN'S ENDURO出場支援は、もし取れたら行きたいと思っていますので、また頑張ります」

2018年03月30日

CGC ひなまつりHARD ENDURO、発売前のVE-33sが真価を発揮

posted by IRC TIRE MCJ staff at 19:52 | レースレポート
CGC ハードエンデューロ選手権
開幕戦 ひなまつりハードエンデューロ
日時:3月3日〜4日
会場:愛知県スラムパーク瀬戸
天気:晴
コンディション:ドライ
PHOTO&TEXT:アニマルハウス

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ここ数年、SNSを中心に口コミで話題になり、エントリー開始からわずか数分で締め切られるクラスも出るほど人気上昇中のCGC。今年からポイントランキング制を取り、より競技制が高くなったかと思いきや会場の雰囲気はいたってゆるく、レースというよりはお祭りイベントに近い、いい意味で和気藹々とした空気が漂っていた。

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土曜日にミニモトクラス、男女混合クイーンズカップ、さわやかクラス。日曜日におひなさまクラス、おだいりさまクラスが開催され、エントラントはそれぞれ自分のマシンやレベルに合ったレースを楽しむことができた。エントリー台数の多さ、コースの難易度から渋滞は避けられないが、ライダーは観客や他のライダーと話をしたり、休憩したり、バイクを降りてラインを見たり。渋滞の待ち時間も有効に活用し、イベントを楽しんでいた。

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会場にはIRCタイヤがブース出展し、4月発売予定の新作ガミータイヤ、VE-33sを展示。また、ハードエンデューロレースで評価が高いiX-09w GEKKOTAやVE-33などを販売、購入したライダーには無料でタイヤ交換サービスをおこなった。

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日曜日のメインレース、おだいりクラスにはG-NETライダーや全日本エンデューロのIAライダーが数多く参戦し、ハイレベルなレースになった。そんな中、泉谷之則はIRCのサポートを受け、発売前のVE-33s GEKKOTAを履いて出走。前半は4位まで順位を上げ、鈴木健二や山本礼人に迫る勢いを見せるも、3周目から徐々にタイムを落としてしまい、7位でチェッカー。

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また、土曜日のさわやかクラスにはIRCサポートライダーである和泉拓が、なんとKTM 1190ADVENTURE Rでエントリー。地元の仙台から愛知までIRCのGP210を履いて自走し、会場でタイヤ交換。レース後にまたGP210に戻してツーリングして帰るというビッグオフマシンの新しい楽しみ方を示してみせた。
レースではほぼノーヘルプで5周を周り、39位/112台の成績を残した。

CGCハードエンデューロ選手権、第2戦は2018年6月2日、3日に長野県斑尾高原サンパティックスキー場にて開催される。

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泉谷之則
チーム ベータ IRC シルバラード
BETA RR2T300
前:iX-09w (空気圧0.7kgf/㎠)
後:VE-33s GEKKOTA(空気圧0.28kgf/㎠)
「今回はIRCさんから発売前のVE-33s GEKKOTAを履かせていただきました。従来のVE-33と同様ふかふかな土では抜群のグリップを発揮し、少し不安だった岩まじりで固めの土のキャンバーや、レース中盤から掘れて出てきた根っこでもしっかりグリップしてくれました。また、モトクロスコースのようなハードな路面でもヨレることなく、今までのゲコタに比べてハイスピードで安定して走ることができました。耐久性も向上しているように感じましたね。
タイヤは良かったのですが、中盤から色々と噛み合わず、ペースを落としてしまい、レースは7位と悔しい結果に終わってしまいました。いろいろと課題を見つけることができましたので、G-NET第1戦で良い結果が出せるように取り組んでいきます」

和泉拓
ストレンジモーターサイクルIRC
KTM 1190 ADVENTURE R
前:iX-07s (空気圧1.0kgf/㎠)
後:VE-33 (空気圧0.8kgf/㎠)
「フロントはVE-35やiX-09w、リアはVE-33Sやゲコタ、VE-37もテストしましたが、ビッグバイクでハードエンデューロにはiX-07sとVE-33の組み合わせがベストと感じました。実際に走ってみると、230kgを超える重量に適度に負けてくれる事によって、掘らずに再発進することができ、根っ子や石でもよくグリップしてくれてとても助かりました。
下見もしっかり行い、とにかく他のライダーのみなさんの邪魔にならないように細心の注意を払って走りました。特に渋滞している時は無理して突っ込まず、しっかり順番待ちすることを心がけました。無事、完走できてよかったです」

2017年12月18日

JEC SUGO2DAYSエンデューロ、熊本悠太が自己新記録となる年間ランキング3位を獲得

posted by IRC TIRE MCJ staff at 11:43 | レースレポート
JEC 第5戦、第6戦 SUGO2DAYSエンデューロ
日時:11月25日〜26日
会場:宮城県スポーツランドSUGO
天気:雨
コンディション:マディ
PHOTO&TEXT:アニマルハウス

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今年は例年に比べ冬の訪れが早く、このSUGO2DAYSエンデューロも雪予報が出ていた。しかしDAY1当日、降っていたのは雪ではなく雨。レースのために用意された渾身のルートはほとんどがカットされ、舗装路を使ってテストのみを生かし、レースが行われた。

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第3戦の日高DAY1を制した前橋孝洋、日高まで使用した250EXCから4ストロークの250EXC-Fへマシンをチェンジした影響か、今大会は苦戦を強いられた。DAY1、2周目のエクストリームテストでは18番と大きくタイムを落としてしまう。その後、得意のエンデューロテストでは4周目に4番をマーク。DAY1を9位で終えた。DAY2でもエクストリームテストを中心にタイムを落としてしまい、10位。今シーズン、怪我の影響で第1戦を欠場したが年間ランキング6位につけた。

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熊本悠太はDAY1、2周目のエクストリームテストで15番と大きく落としてしまうが、3周目は5番、4周目には4番と調子をあげていった。滑る路面に苦戦しながらも慎重な走りを見せ、DAY1を7位で終えた。DAY2もエクストリームテストで5番時計を2回記録し、9位。熊本はこれで年間ランキング3位。

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地元、宮城の和泉拓は熊本と同じくG-NETシリーズにも参戦しており、難所を得意とする。2周目のエクストリームテストで5番時計を出し、リードを稼ぐが後半にはタイムが伸び悩み、DAY1は14位となった。DAY2でもエクストリームテストで8番時計を2回出し12位。ランキング10位で今シーズンを終えた。

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また、IBクラスの新沼光は日高2DAYSを終えてランキング1位。年間チャンピオンとIA昇格を目指し、今大会に挑んだ。DAY1では一部エクストリームテストで大きくタイムを落としてしまう場面もあったが、概ね順調にレースを運んだ。しかし、レース後のワークタイムで痛恨の遅着を喫し、ペナルティを3分加算され14位となってしまった。DAY2では見事クラス1位を獲得、年間チャンピオンこそ逃してしまうが、年間ランキング2位に入り目標のIA昇格を決めた。

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前橋孝洋
モトクラブオープンエリア
KTM 250EXC-F
前:iX-09w (ムース)
後:BR-99 140サイズ(ムース)

「昨年程ではないですが、金曜日に降った雨の影響でマディのレースになりました。今回からISDEで使用したのと同じKTM250EXC-Fを使用しましたが、テクニカルで滑りやすくコース幅の狭いテストを上手く走り切る事が出来なかったです。ですが、IRCタイヤのグリップは素晴らしく、確実に前へ進むことができました。特にファイナルクロスでは安心して攻めることができました」

熊本悠太
Team BETAバイカーズベア
BETA RR2T300
前:iX-07S ムース(0.8kgf/㎠相当)
後:BR-99 ムース(0.8kgf/㎠相当)

「Day1の朝一はルート、テストともスリッピーな路面でしたので様子を見て走りました。コーナリングとアクセルを開けるポイントを気をつけて走る事で、グリップ感も掴め安定して走れたと思います。とくにフロントのiX-07sは荒れた路面でもしっかりと地面に刺さってくれて走りやすかったです。Day2では路面コンディションも少し回復し、タイヤの接地感を良く感じられて安心して走る事ができました。
結果、年間ランキング3位でシーズンを終えることができました。上位に入ることは厳しかったですが、他の選手が崩れる中で僕自身は大きく崩れることもなく安定して走る事が出来たと思います」

和泉拓
Team Beta ストレンジモーターサイクル IRC
BETA X-TRAINER250
前:iX-07s (ムース)
後:BR-99 140サイズ(ムース)

「リアタイヤはツーリストと悩みましたが、パンクのリスクを考えてBR-99とムースの組み合わせを選択しました。今回はタイヤ交換をせず、2日間1セットで走りましたが、タレることも無くファイナルクロスまでグリップの良い状態をキープしてくれました。特にリアのBR-99は沢でのグリップが秀逸でした」

新沼光
Team Beta ストレンジ IRC
BETA RR2T250
前:iX-09w (柔らかめムース)
後:BR-99 (硬めムース)

「フロントタイヤのiX-09wはレースで使うのは初めてだったのですが、iX-07sと比べてハード路面向きでSUGOの硬い土質によく合い、ツルツルな路面でも転倒の不安なく走ることができました。柔らかめのムースを使うことでぬかるみや岩といった硬いタイヤが不得意な場面でもグリップ力を発揮してくれました。リアのBR-99も路面状況がよく伝わってくるので積極的な走りができました。難所にも強く、高速域でのグリップ力と剛性もあり、エクストリームテストからファイナルクロスまでオールラウンドに役に立ってくれました。年間チャンピオンは逃してしまいましたが、DAY2で1位を獲ることができ、IA昇格も決まりましたのでよかったです」