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2015年11月16日

JNCC第8戦 AAGP、爺ヶ岳定番のゲコタが本領発揮

posted by IRC TIRE MCJ staff at 11:39 | レースレポート
日時:10月8日
会場:長野県爺ヶ岳スキー場
天候:雨
コンディション:マディ
PHOTO&TEXT:稲垣正倫

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日本でもっとも大規模なクロスカントリーレースJNCCの第8戦AAGPが開催。そのエントリー台数、なんと盛り上がること690台にもおよぶレースとなった。毎年国際格式で開催される同レースは、提携しているGNCCからゲストライダーが来ることも目玉の一つ。今回はHondaからクリス・バック、ハスクバーナでジョシュ・ストラングが来日。

また、AAGPが盛り上がることを見込んで、多数の普段見られないライダーが参戦してくるのも、このレースの特徴で、今季参戦を休止していた水上泰佑や、JECを中心に参戦していた熊本悠太、同じくJEC中心に活動する大川原潤もJNCCに久しぶりに顔を見せた。

レースのほうは2名のゲストが圧倒的な実力をみせ、また渡辺学がチャンピオンを死守。クラス問わず、IRC ix-09wゲコタの人気は、相変わらず非常に高いものがあった。今季のJNCCでもっとも後半に目立った活躍をしたAクラスの斉木達也は、この爺ヶ岳にあわせてタイヤをゲコタ&ムースというチョイスで参戦。みごとに総合4位、日本人内2位とクラスを超えた成績を叩き出した。


森耕輔
モトプライム&AMSOIL
YZ250
前:ix-07s(ムース) 後:VE33(ムース)

昨年はGEKKOTA参戦、ガレクライムでの走破性は最高でしたが、ウッドチップやウッズの土での 加速・ブレーキング・コーナーリングをイメージ通りのライディングが出来ないことが多かったので、VE33を選択しました。その選択が良かったためか、スタートで他のライダーよりも前に進むことができ、一番手で1コーナーを通過出来ました。ガレクライムでは、GEKKOTAには劣りますが、ウッドチップやウッズでは狙い通りのライディングできました。

ゲレンデ登りの中盤まではトップグループにいましたが、ロックンロールリバー源流と言われる沢の下りに入った辺りで前転してしまい、殆どのAAライダーに抜かれてしまいました。その後もペース上げて走っていましたが、2〜3周目にウッドチップに隠れていた石に激突してしまいクラッシュ。

バイクとライダーにダメージを負ってしまい、ペースを落としての走行になりました。結果は AA1クラス17位 総合33位でした。

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水上泰佑
TEAM ダートバイクZIM RACING
KTM 250EXC
前:ix-07s(空気圧0.8) 後:ix-09wゲコタ(空気圧0.6)

ix-07sは、どのメーカーのタイヤよりも柔らかく、ガレや根っこなどでグリップしっかりしてくれるので、雨でも晴れでもこのタイヤを信用しています。リヤはゲコタ以外を履く理由がありません。間違いなく爺が岳にはゲコタが1番だと思います。

持っているムースが全てヘタり過ぎていたので仕方なくチューブを選択。JNCCでチューブを履くのは初めてで、パンクが怖かったですが、チューブ二枚重ねなどしてパンク対策と走り方でパンクの予防をし、事なきを得ました。

ガレ場はやはりゲコタの真骨頂。今回難所のガレ場は全てノーミスでノンストップでした。ゲレンデの土の区間のは多少滑りましたが、グリップ力が極端に落ちることはありません。止まると再発進できないタイヤが多いのですがゲコタはそこを武器とすることができます。

レースの内容ですが、スタートに失敗してAA最後尾からの追い上げでした。今回トレーニングも練習も特にせずの参戦でしたので、体力に自信がなく最初の1時間は体力温存しながらの走行でした。コースの下見もしていなかったのでちょうどよかったです。下のクラスからもかなり抜かれてペースを上げたかっですが、我慢しながらの走行。1回目の給油で1時間たったのでここから少しペースを上げていきます。得意な雨のコンディションもあり他のライダーが疲れてコケてたり、ハマってる横を抜いていきます。レース時間は30分短縮された2時間半で終わりました。終わってみればいつもより体力が残ったまま終わってしまい、自分の前半のペース配分のミスで追い上げができないままフィニッシュ。
こんなに疲れなかったのはやはり前後タイヤのグリップ力のおかげ。あの難しいコンディションで転倒回数を抑えれたおかげで体力も大幅に落ちることはなかったです。本当にタイヤのグリップ力に助けられました。

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熊本悠太
バイカーズベア with CFC
YAMAHA YZ250FX
前:VE-35F(空気圧1.0) 後:iX-09W GEKKOTA(空気圧0.8)  


ゲレンデはあまり得意じゃないのでガレとウッズで勝負するため、今回もゲコタをチョイスしました。結果AA1 15位 総合22位でした。

スタートは10番手以内ぐらいだったと思います。そこからしばらく前の選手のドロを浴びながらガレクライムまで走りました。ゴーグルがほとんど見えないままに、ガレクライムをアタックしたため石が見えず転倒。ゲコタなので一呼吸おき難なく再発進できました。数台に抜かれてしまったので取り戻そうとハイペースでゲレンデを下ってる途中にクラッシュ。
ここでラジエーター変形、ハンドガード破損などその他諸々、支障が出てしまいました。

ラジエーターシュラウドが張り出しとても乗りにくくなりましたが、水漏れは無いようでしたので、そこからは冷静になり、とにかくミスをしないよう走りました。終盤までに同クラス5台くらい抜き順位を上げることが出来ました。

今回もやはりロックンロールリバーやウッズでGEKKOTAに救われました! ほとんどノーミスで安定。今回は雨のため30分短縮になってしまいました。終盤ウッズが荒れてきたりマディ好きとしては逆にあと30分あればもっと楽しい事になったし、ゲコタが更に実力を発揮出来たのにと少し思いました。

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2015年09月28日

JEC第3/4戦 日高スリーデイズエンデューロでIRCライダーが活躍

posted by IRC TIRE MCJ staff at 13:11 | レースレポート
日時:9月19日/20日/21日 ※JECとしての開催は19/20日に限られる
会場:北海道・日高町周辺
天候:雨
コンディション:マディ
PHOTO&TEXT:稲垣正倫(Enduro.J)

 全日本エンデューロ選手権のラウンド3、4が北海道日高町にて開催。全日本開始よりもずっと以前から脈々と受け継がれ、今年で31回目を数える日高エンデューロは、はじめての「3日間開催」。名称も日高スリーデイズエンデューロとした。今までは、2日目にファイナルクロスをおこなう都合上、2日目にあたるラウンドがほとんどモトクロスに近くなってしまっていたが、3日にすることでより本場ISDEに近い競技性を保つことができるようになった。

 しかし、天候は初日から雨。例年よりもトラディショナルな構成とされたルートやテストは、過去最長のものとなり、すなわち近年まれにみる難しさとなった。1日目の完走は、40名。厳しい日高が、帰ってきた。

 IAクラスでは、ISDEの経験も豊富でエンデューロライダーとしての強さにぬきんでる小菅浩司に期待が寄せられたが、本人も自分の思ったようなライディングができなかったとのこと。1日目は4番手タイムを出しているもののリザルトは8位。2日目には6位まで順位を上げ、3日の総合では5位とゼッケン通りの順位を確保。
 大川原潤はここにきて好調な走りを見せ、1日目6位、2日目8位でファイナルクロスではホールショットを奪取。3日総合でも6位につけた。
 和泉拓は、今戦ランキングでの成績を考えず、ファンライドマシンにあたるベータのRR4T125LCで出走。どこまで食い込めるかのチャレンジをしていたが、リアブレーキを失いながら両日を10位、総合で9位と大健闘。
 小菅泰輝は、1日目はガソリンに大量の水が混入してしまうマシントラブルに見舞われDNF、2日目には7位と好結果を出している。

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小菅浩司

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大川原潤

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和泉拓

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小菅泰輝

小菅浩司
SHERCO OA RACING
SHERCO 250SEF-RSIXD
前:ix-09w  後:BR99 (140)

 思ったようなライディングはできませんでした。空回りした感じですね。
 テストでミスが多いのはみんな同じでイコールコンディションですし、セッティングでも失敗はしていません。タイヤも柔らかめのコンパウンドであるBR99にかためのムースをあわせていて、よくグリップしました。ウッズやマディには最適ですね。100%の実力を出したいので3日全て交換しています。あとで水で洗ってみてみたら、やはりだいぶ減っていました。
 今回の敗因は、自分のスピード不足。日高のマディは、小手先ではどうにもならない本当の実力が試されるんです。いつもよりはっきりと、自分の足りないところを実感しました。

大川原潤
BETA UbukataJAPAN ROCKERS
Beta RR2T 250
前:ix-07s 後:BR99

 1日目の2周目までうまく走れなくてだいぶ苦労したんですが、3周目前にサスのセッティングをかえたらドンピシャ、タイムも出るようになりました。今年はマディのセッティングに悩まされていたんですが、この日高でばっちり決まった感じです。
 2日目の調子は上々でしたが、朝のワーキングエリアに早めにはいってしまって、1分ロスしてます。かなりもったいないことをしました。これで2つ順位を落としてしまっていますから。
 タイヤに冠しては、フロントは激マディでもうまくグリップしてくれてコントローラブルでした。リアも素晴らしく、イメージ通りの走りができましたね。すべってのぼらないようなことは、皆無でした。

和泉拓
TeamBetaストレンジモーターサイクル
Beta RR4T125LC
前:ix-07s 後:TR011ツーリスト(3日目はBR99)

 125とツーリストの組み合わせは、まったく問題ありませんでした。レースはスタートしてすぐにリアブレーキが効かなくなったので、フロントも減ってしまわないように極力ブレーキを使わないように走りました。そのせいもあってか、まったくタイヤは減っていません。
 マディの日のツーリストは、誤解されがちなのですが、レブまでしっかり開けてのぼることが大事です。RR125であれば、2速でレブらせながら走るようなスタイルですね。滑らせないようにトライアル走りするようなイメージがありますが、まったく逆です。
 それと、今回はIRCのスタッフのサポートが本当に助かりました。ありがとうございました。

小菅泰輝
MCオープンエリア
YAMAHA YZ125
前:ix-09w  後:BR99

 公道走行を意識してムースをパツパツにいれたんですが、そのせいもあってマディでは結構スリッピーに感じました。川の中では、とてもグリップしてくれました。
 1日目は予期せぬトラブルでどうしようもありませんでした。2日目も気持ちを切り替えて趨りたかったんですが、苦手なマディということもあって攻めきれなかったですね。最近は仕事が忙しくて週に1度練習できればいいほう。SUGOまで、鬼門もエンデューロテストをしっかり練習していきたいと思っています。


 IBクラスは、目下ポイントリーダーの前橋孝洋が1日目に自分のペースをつかめずに3位に甘んじた。2日目にようやく優勝を手にするものの、3日での総合では2位。

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前橋孝洋

前橋孝洋
モトクラブオープンエリア
Husqvarna WR125
前:ix-09w  後:BR99

 公道を使うため、いつものYZ250Fから昔乗っていたWR125に乗り換えて参戦したのですが、なかなか順応できずに悔しい思いをしました。特に1日目は自分の走りができませんでしたね。
 タイヤに冠しては、フロントはムースをつめすぎて失敗した感じ。コントロールしづらかったです。リアは林道からテストまで調子よく、いつもより減っていました。
 2日間とおして、走りはよくなかったのですが、ポイント差は拡大できたことになるので、まずまずです。SUGOはモトクロスIAライダーが速いので、負けないように攻めること、IAを含めた総合で5位以内を目標にしたいと考えています。来季、1度は表彰台に乗りたいですから。

 

2015年09月02日

SAKHALIN 3DAYS HARD ENDURO参戦レポート 後藤英樹

posted by IRC TIRE MCJ staff at 11:45 | レースレポート
中野選手に続き、SAKHALIN 3DAYS HARD ENDUROにIRC製品で参戦してくれた後藤英樹選手よりレポートが届きましたので紹介させていただきます。

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クラス:Pro
結果:8位/13台
天候:晴、曇
路面コンディション:ドライ・マディ
使用タイヤ
F:iX-07S(ムース)
R:iX-09W GEKKOTA(ムース)
マシン:ヤマハ YZ250FX
TEXT:後藤英樹

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競技形式について
ロシアではルーマニアクスの人気が高く、実際に参戦しているライダーも多数おり、スタッフの中にはコースディレクターをされた方もいました。その為ルーマニアクスを3日間に短縮した競技形式で開催され、
DAY1
エンデューロクロスという一周2分程度の人口セクションを設置したコースでのタイムアタック
DAY2
ユジノサハリンスク周辺の山を3つ超える約70キロのルートをGPSに従って走行
DAY3
ユジノサハリンスクから山をいくつも越え、コルサコフの海岸まで至る約120キロのルートを走行
3日間の総合成績で順位を決定するという内容で行われました。

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DAY1:
ログプールで前走者を難しいラインからパスしようと試みたのですが、
切り株の根に挟まりタイムロスをし、決勝に進むことができませんでした。

DAY2:
非常に難易度が高く、日本の競技のようにきれいに開拓はされたコースではなく、完全に「山」のルートでした。その為ヒルクライムのような要素は一切なく、ハードなシングルトレイルと、立木・倒木・膝ほどの茂みに阻まれて直登ができず、助走が取れないような山の斜面が殆どでした。
現地のライダーは他社製のエクストリームタイヤの装着率が高かったのですが、特にガレ場や木の根ではiX-09W GEKKOTAのパフォーマンスの方が高く、体力の消耗を抑えて走行することができました。3時間経過時点では入賞したライダーを視界に捉えながら順調に走行していましたが、1か所急斜面でふかふかの腐葉土路面がひたすら300m程続くセクションがあり、左右にキャンバー走行しながら少しずつ登りクリアしました。このセクションだけで2時間程かかってしまい後半の一部ルートを走行できませんでした。

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DAY3:
極端な難所は最初の部分と要所毎にある程度で、スピードの出る区間とテクニカルなシングルトレイルが多いルート設定でした。ただ、沼地を通るルートが多く、平坦なのですが何度もスタックしそうになり一時も気が抜けないルートでした。初日に消耗していたこともあり、途中まで山本選手と協力して走行し、8時間の設定タイムを10分オーバーしてしまいましたがフィニッシュすることができました。

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3日間でフロントタイヤは1本、リアタイヤは2本で合計200キロ程走行しました。
前述のとおり、ヒルクライムがほとんどなく、丁寧なアクセルワークを要求されるセクションが多かった事と、林道等のハイスピード区間は石の全く混じっていない土の路面だった為、タイヤの消耗はほとんどなくiX-09W GEKKOTAが本当に良くグリップしてくれました。

日本人初参戦のレースでしたが、G-NETで上位に入ることができれば十分参戦できるレースだと思います。クラス分けもありますので、裾野は広いです。ホビークラスであればスタッフもかなりフォローアップしてくれるようなので、安心して参加できます。プロクラスはルーマニアクスでいうとシルバークラスより少し簡単なルートだそうです。レース後に色々情報交換しましたが、今回参戦した日本人ライダーのレベルでルーマニアクスに参戦するとブロンズクラスは全く問題ないそうで、シルバーだとちょっと…だそうです。

今回のレース参戦は、IRC TIRE様、BIG TANK春木さん、ヤニーナさん、G-NET HARD ENDURO JAPAN河津さん、ギャングパーツ小林さん、SLFなみあい北澤さん、サイクルショップ168、ストレンジモーターサイクルADタクさん、森耕助さん、シルバラード上田さん他、本当に大勢の関係者の方々のおかげで貴重な経験をすることができました。 未熟さゆえに結果で報いることができませんでしたが、今回の経験を活かし、次に繋げて挽回したいと思います!

本当にありがとうございました!!




SAKHALIN 3DAYS HARD ENDURO参戦レポート 中野誠也

posted by IRC TIRE MCJ staff at 11:28 | レースレポート
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クラス:Pro
結果:6位/13台
天候:晴、曇
路面コンディション:ドライ・マディ
使用タイヤ
F:iX-07S(空気圧0.8)
R:iX-09W GEKKOTA(空気圧0.6)
マシン:ホンダ CRF280R
TEXT:中野 誠也(九州男塾 葛城組 JERRY`S 高石二輪レーシング)

今回はレースの事前情報がかなり少なく、どんな場所をどのように走らされるかが全く解らなかった事もあり、ハードエンデューロラリーと言う名称からも、スタート時はリアの空気圧0.8で臨みました。

スタートしてすぐの第一セクションで引っかかってしまい、黒土の少し湿った、モンスクの様に(縫って登っていく)難しい類のヒルクライムだった為、急遽 即座に空気圧を(0.3)付近まで落とし登頂したのですが、2日間を通して空気圧を落としたシチュエーションはこの時のみでした。

その後は(0.6)付近で2日間とも走りきりましたが、ウッズ、ガレのヒルクライム、沼地、川渡り、林道区間、どのシチュエーションにおいてもグリップ力に不満を感じる事はありませんでした。
現地プロクラスのライダーは他社製品のソフトコンパウンドタイヤにチューブリスのセットで かなり空気圧を落としたセッティングの選手が多かったのですが、色んなライダーのライディングを見ていても、どの局面においてもGEKKOTAのグリップ力の方が優っているのが良く解りました。

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1日目、2日目とも、新品を取り付けてレースに望み、特に2日目は総合計走行距離が120Kmを超えるハイスピード区間の多いコース設定でしたが、四国での事前テストほどの減りやダメージはなく、まだまだ使用可能なタイヤ残量レベルで二日間を終える事が出来ました。

本戦初日の前半は、初めての経験のGPS(ガーミンetrex30)の扱いが全く解らず、 大幅なミスコースをする事になってしまい、かなりのタイムペナルティーを課せられましたが、逆に前半のルートミス中は ほとんどを ホビークラスルートで走ってしまっていた為に、 この事がきっかけで 結構な数のホビーライダーと触れ合うことができ、困っているライダーをヘルプしたり、ラインを教えたり、厳しいセクションを綺麗に抜ける自分を見せる事が出来たり、ドリンクが無くなっていたライダーにドリンクを別けてあげたりと、絡んだ選手みんなが驚いてくれた位に、ホビークラスの選手の人達に自分自身を凄くアピール出来た結果になったと思っています。
この日は大幅なルートミスからルート復帰したあと、途中で迷っている所に たまたま出くわした この日トップの#8の選手と20分位競った後、ほぼ同タイムで2位でオンタイムゴールしました。

2日目はGPSの扱いに慣れてきたという事もあって、前半からプロクラスのライダー達のバトルに上手く絡む事ができ、ゴールまでの8時間、約120Kmのルートを 入れ替わり立ち替わり 3人のライダーと走ることになり、最終的に この日は4位でオンタイムゴール。
前半は予選トップのセルゲイ、中盤は2日目3位のサーシャ、中盤からゴールにかけては初日3位のアンドレと、
地元の有力選手達と競って一緒に走れたおかげで、自分にとって良い結果に繋がったと思っています。

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最終日も初日と同じで、言葉は違えど一緒に走る時間が長ければ長いほど現地ライダーと通じ合うことができ、ゴールした後も自分のマシンのセットアップやiX-09W GEKKOTAの事、なぜ4サイクルでそこまで走れるのか、等、興味深々で、プロ、ホビー問わず、色んなライダーからの質問攻めに合いとても楽しい時間を過ごしました。

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総合結果は、初日はゴールこそ早かったものの、途中ルートミスによるペナルティーが合計で(7時間半)課せられてしまい、2日目のノーペナルティー4位ゴールと合わたトータルの合計タイムから、総合6位という順位で初めての海外レースを終える事が出来たのもGEKKOTAの驚異的なグリップ力のおかげだと確信しています。

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2015年09月01日

アジアクロスカントリーラリー2015、宮崎大吾がIRCで2年連続完走

posted by IRC TIRE MCJ staff at 18:39 | レースレポート
昨年に続き、アジアクロスカントリーラリーに参戦した宮崎大吾さんからレポートが届きましたので、下記に紹介させていただきます。

日時:8月8日〜14日
会場:タイ北部チェンマイ〜メーソット〜スコータイ〜プレ
天候:曇り•晴れ
コンディション:ウェット、マディ、サンド、ドライ

TEXT:宮崎大吾(フリーランスエディター)


8月8日にタイの古都チェンマイをスタートし、タイ北部約2500kmを駆け巡り、14日に再びチェンマイに戻ってくるFIM公認ラリー『アジアクロスカントリーラリー2015』に参戦してきました。

このラリーに参戦するのは2度目で、昨年はタイ•カンボジアを舞台とした大会に、ハスクバーナFE501(2014年型)で参戦し、初ラリー参戦ながら、頼れるモーターサイクルとIRCタイヤのおかげで、8位(13台中)完走を果たすことができました。

今年はハスクバーナFE450(2015年型)で、装着したタイヤは昨年同様IRCの『ix-07S(フロント)』と『BR-99(リア)』のセットで、無事19位(40台出走完走36台)でフィニッシュすることができました。

このラリーの特徴は、タイを中心とした東南アジア特有の田園、山岳路、集落などを走破する本格的なラリー競技である一方で、毎晩グレードの高いホテルに宿泊することができるため、整備や食事、睡眠などのケアが充実していることです。また、タイの物価が安いため、美味しい食事や本格的なタイマッサージなどを、コストを抑えながら楽しむことができます。参戦費用も抑えられているので、ラリー初心者でも十分楽しめる大会ともいえます。

ラリーを簡単に説明すると、主催者から渡されたマップ(コマ図)とトリップメーターを照らし合わせながらゴールを目指すもので、ライダーはマップホルダーとトリップメーターを操作しながらライディングに集中します。四輪はドライバーと、ロードブック(マップがブック形式となっています)を読み上げるコドライバーがいるため、役割が分担されていますが、ライダーはそれらをすべて自分でやらなければいけません。整備も基本的には自分でおこないますし、走行中はハイドレーションパックの水分補給くらいしかできません。そんな二輪の冒険性、醍醐味に刺激を受けて、四輪ドライバーから二輪に転向して挑戦するライダーも、このラリーでは増えてきています。

ラリーでは移動区間を「リエゾン」、タイム測定区間を「SS」と呼びます。オンタイムエンデューロでいう「ルート」「テスト」と同じ関係性です。そして、それぞれのスタート、ゴールまでの時間制限「ターゲットタイム」が設けられています。

ラリーの一日の模様を簡単に説明します。

起床•朝食(たいてい4時半から5時くらいに起床)→
第一ライダースタート(前日のSSタイム順に一台ずつスタート。6:30頃から)→
SSスタート地点までリエゾンを走行→
SS1スタート〜フィニッシュ→
サービスエリアで休息•燃料補充など→
SS2スタート〜フィニッシュ→
ホテルまでのリエゾンを走行→
ホテルに夕方到着し、洗車•整備→
夕食•HQ(ヘッドクオーター)から翌日のマップを受け取る→
マップチェック•注意事項書き込み→マップ取り付け→
その後私はラリーレポート執筆→0:00頃就寝

このように、一日中ラリーのことしかやっていません(笑)。
とても贅沢な競技なのです。

それぞれに要する最長時間制限(ターゲットタイム)が定められていて、遅れた場合はタイムペナルティが課せられます。またガソリン補給をリエゾンの途中自分で購入するかサービス隊に入れてもらうか、また整備用工具を携帯するかサポートカーに預けるかなど、個々のスタイルで決めることができます。


元々AUTO(四輪)専用の大会でしたが、2012年に池町佳生選手らの要望に応える形でMOTO(二輪)部門が発足。その初代優勝者は池町選手、2013年はスウェーデンはOlle Ohlsson選手が優勝。そして昨年は5D代表の前田啓介選手が優勝を獲得しました。

本年度は一気にエントリー数40台と増えて、前述の歴代優勝者全員を含め、タイや韓国、スウェーデン、インドネシアなど各国からラリーストが集結しました。日本からも15人が参戦するなど、ここ数年での注目度の向上を証明しています。

さて、私のタイヤ選択は昨年の経験を踏まえたものでしたが、今年は前半のコースが赤土の滑りやすい山岳路と聞いていたので、上れないような坂に直面した場合のことを考えて、最初の2日間は後輪のみチューブを選択しました。実際には、四輪も走るラリーなので、エンデューロの難所のようなセクションはなく、空気を抜かなくてはいけない場面はありませんでした。

そんな赤土ですが、たとえていうと広島のテージャスランチのような感じです。それが10km以上続く道のりが、SS中に2、3回出現するといった具合です。BR-99のメリットは軟質路面でのグリップの良さだと思いますが、この軟質路面でも効果を発揮してくれました。全ライダーを手こずらして、スリップダウンが相次いだ難コースで、私も1-2度転倒してしまいましたが、無事クリアすることができました。

初日、2日目の赤土系コースを終えて、ホテルで陽があるうちに後輪を交換する予定でした…が、ここで問題発生。日本人ライダーの荷物一式を積んだトラックがエンジントラブルで大幅に到着が遅れました。そのため、着替えもなく、しっかり休息できないまま夜明け前に交換することになりました。前日のリエゾンが長く、想像以上に後輪の減りが早かったですが、予定どおり後輪のみ交換。中身を新品ムースに換えます。

3日目はナビゲーション勝負のステージで、乾いたサンド系路面のジャングルの中を細かい分岐を縫うように進みます。この日のナビゲーションの難しさはベテランライダーやドライバーも惑わすほどのもので、私も相当悩みました。寝不足もあって、苦しいステージでしたが、他国のライダーたちと共同で探し当てて、なんとかフィニッシュ。ラリーは国籍を超えて、片言の言葉しか話し合えなくても、心を1つにして目標に迎えるすばらしい競技です。もちろん新品のBR-99は十分なトラクションを得ることができて、道さえ迷わなければ、最高のフィールドでした! その日の夜にフロントタイヤを新品に交換。

4日目は路面も打って変わって、少し湿った日本の林道に近いイメージ。途中に想定外の深い川が出現し、多くのライダーと右往左往していたところ、地元の人が教えてくれた迂回路を使って無事ゴール。この日は予定どおりBR-99を新品に交換しました。

5日目は安全上の問題からSSが短縮されましたが、元々ループコースだったので、主催者はなかなか走り応えのあるシチュエーションを用意していました。腰下まである川を渡るなど、わずか90km弱ながら変化に富んだ面白いコースでした。

そして、ついに迎えた最終日。最終SSは45kmほどの短いもので、この日はややプッシュしながら走ることができて、楽しく最後のSSを終えることができました。
スタート地点のチェンマイに戻る頃には、各国のライダーがすっかり意気投合し感動のフィニッシュを迎えることができました。

BR-99に関しては、夕張2デイズエンデューロや日高2デイズエンデューロ、昨年のアジアクロスカントリーラリーで、あらゆる路面を走ってきて、そのトラクション性をとても信頼しています。コンパウンドが柔らかめだから軟質系路面に強いのが魅力ですが、ハードパック、高速林道、ベストコンディションの土でも、とにかくよく噛んでくれます。減りが早いのも確かですが、減った状態でのトラクションのかかりかたが分かりやすいので、見た目以上の安心感もあります。私自身の反省点としては、後輪のスペアを2本ほど増やして、長いSSの前日には確実に新品に換えておくべきだったということです。しかし結果的にかなり減った状態で、不安なく走ることができたことを加えさせていただきます。

ix-07Sは私にとっては不動のフロントタイヤです。JNCCにフル参戦し始めた4年ほど前から、このタイヤ一択です。しっかり路面に突き刺さり、素直に進行方向に進むことができるタイヤです。特にSS2の前後輪とも常に滑りっ放しの赤土路面でも、終止フロントが安定していたことに助けられました。リアが滑るのはある程度コントロールできますが、フロントが滑りすぎていては、前に進むことさえおぼつかないものですから!

普段はエンデューロ、クロスカントリーを中心にIRCタイヤを装着してレース参戦している私ですが、年に一回のこのラリーでもIRCは手放せないアイテムとなっています。 


宮崎大吾
Team HUSQVARNA NIPPON
HUSQVARNA FE450
前:ix-07S 後:BR-99

総合順位19位(トータルタイム21時間42秒)/全40台参戦 完走36台




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写真/高橋学

アジアクロスカントリーラリー2年連続完走を果たした宮崎大吾(TEAM HUSQVARNA NIPPON)

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昨年に続きリアタイヤにはBR-99を装着。あらゆる路面での走破性の高さは、未知のエリアを走るうえで安心感を生んでくれる

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フロントタイヤはix-07S。エンデューロ、クロスカントリーでも愛用する逸品だ

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LEG1、LEG2(2日間)を走り終えたBR-99。ブロックが減った状態でもトラクションしてくれるのが嬉しい

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写真/高橋学

チェンマイ市街地に用意されたセレモニアルフィニッシュにて、メダルを授与。2500kmを走破した喜びと安堵感は大きい!